ただ、わたしの話を聞いてほしい

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こんにちは。
人生100年時代を応援するライフステージコーチのタムシンです。
グレン・V・エカレンさんの詩が、コーチングにおける「傾聴」の神髄を表現していると感動しましたので共有させてください。
書籍は絶版のようで、Amazonではkindle版はなく、中古本しか販売されていません。残念です……。


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話しを聞いてくれというと
あなたは忠告を始める
私はそんなことを頼んでいない
話しを聞いてくれと言うと
そんなふうに考えるものじゃないとあなたは言う
あなたは私の心を踏みにじる
話しを聞いてくれと言うと
私の代わりに問題を解決してくれようとする
私が求めているのはそんなことではない
聞いてください! 私が求めているのはそれだけだ
何も言わなくていい、何もしてくれなくていい
ただ私の話を聞くだけでいい
忠告など安いものだ
新聞を買うお金さえあれば
いろいろな有名人が人生相談に答えている
それくらいは自分でできる
たしかに少しは弱気になり、迷ってはいるが
それくらいなら自分でできる
だから、ただ私の話を聞いてください
そして、もしあなたが話したいのなら
自分の順番を待っていてください
そうしたら、私もあなたの話を聞きましょう

グレン・V・エカレン著『豊かな人間関係を築く47のステップ』(ディスカヴァー刊)より

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ある経営コンサルタントが経営者から話を伺う際の心構えとして、
「自分の順番(ターン)はないものと思って話を聞いている」
と言っていました。
つい「話を聞く」というと、問題を解決してあげようと助言・忠告したくなってしまいます。
何も言わなくて言い
ただ、わたしの話を聞いてほしい
話し手の願いに気づけるかは、聞き手としての能力が問われます。
改めてコーチング・モードの時以外にも「聞く」ことができているのか、問いかけられた詩でした。

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タムシンのコーチングセッション


タムシンコーチのプロフィール
人生100年時代を応援するライフステージコーチのタムシンです。
副業プロコーチ。普段は民間企業で新規事業開発を担当する40代マネージャー。対話を通じて悩みや不安、ストレスを生じさせる問題を探り、目標達成をお手伝いします。皆さまの成長がなによりの喜び。コーチング組織CTIの応用コース修了。コーチング×MBA×ポジティブ心理学のかけ算を実践中
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