日々是相場 -夕刊- 2021年1月5日(火)
日経平均 27,158.63 円 ▼ 99.75 円
≪東証一部≫
売買高 9億8,953万株
売買代金 2兆1336億2100万円
値上り銘柄数 897 銘柄
値下り銘柄数 1,185 銘柄
騰落レシオ(25日) 90.60 %
為替 1ドル=102.95 円
☆ 市況概況 ☆
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず冴えない展開
米国株が大きく下落したことから売り先行となった。ただ、昨日の下げで米国株安も織り込んだとみられたことや買戻しを急ぐ動きもあって一時堅調となる場面もみられるなど下げ渋りとなった。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないが緊急事態宣言が発出されても経済への影響は限定的との見方もあり、楽観的な見方から買いが入った。
昼の時間帯も先物の買戻しもあって戻りを試す場面もあり、後場に入るといったん買いが入って堅調となる場面もあった。それでも緊急事態宣言が発出を懸念する動きも強く、上値は重く、本日の東京都の感染者数が過去2番目の多さと伝えられると手仕舞い売りを急ぐ動きになって下げ幅を拡大する場面もあった。半導体関連銘柄を中心に底堅さも見られたが、軟調となった。
小型銘柄は引き続き幕間つなぎ的に買われるものも見られたが、逆に大きく売られるものなどもありまちまちだった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数は軟調、日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ、指数を動かす場面も見られた。ただ、断続的にまとまった売り買いが出るということでもなく、はっきりと方向感が出ることもなかった。
引き続き新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことを嫌気する動きも見られた。新型コロナウイルスの影響が小さいとみられるテレワーク関連銘柄などに買いも見られたが、緊急事態宣言が発出されることでのリスク回避の動きもあり、総じて冴えない展開となった。緊急事態宣言の効果がみられるまで冴えない展開が続くのではないかと思う。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
「三川」の形から下値を試す動きになった。まだぎりぎりのところで下げ渋っているが、25日移動平均線や基準線のサポートを確認するような動きは見られるだろう。一気に25日移動平均線を割り込むような展開になれば、下げはきついだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
さすがにここまで新型コロナウイルスの感染が拡大すると買われすぎ銘柄の調整は見られそうだ。買戻しなどから堅調なものも見られるが上値を買い上がるような雰囲気でもなく、戻り売りも嵩んでいると思われる。日経平均よりも個々の株の動きが悪く、相場としては調整に入ったということだろう。
緊急事態宣言もこれで新型コロナウイルスが終息するという楽観的な見方も少ないようだ。経済への影響が小さく、そして長くなるのか、大きく、そして短期間で済まされるのか、施策次第ということでもあり、はっきりとした施策を見極めたいという動きもあるのだろう。
飲食店などへの限定的な影響とみる向きも多く、消費全体の落ち込みはないという楽観的な見方と、消費全般に大きく影響するとの見方も交錯しているようだ。個人的には巣ごもり消費には限界があると思うので、経済への影響は小さくないと思う。
昨年の3月のような暴落はないと思うが、意外と大きく、そして長く調整が続くということもありそうだ。10月~12月期の業績よりも、1~3月の業績が気になるところでもあり、緊急事態宣言によって決算などが慎重な見方になるのではないかと懸念する。そうなると買われすぎ銘柄の修正が意外に大きくなるのではないかと思う。