子供の行動を受け入れやすくする７つの環境アプローチ

子供の行動を変えようとする時に言葉で行動を変えようとすることが多いですが、環境を変えることでも子供の行動に影響を与えることができます。

環境改善はあらゆる年齢の子供に対して、効果的で簡単な方法です。

環境改善にはどのようなものが考えられるのか。

ここに子供の行動を受け入れやすくする７つの環境アプローチを紹介します。

【①環境を豊かにする】

子供の非受容行動を止めさせたり防いだりするのに、子供が興味をもつたくさんの対象を与えることが有効です。

例えば、おもちゃ、絵本、人形、ゲーム、パズル、動画、音楽など。

子供が興味あるものに熱中している時は、親を困らせたりすることは少なくなります。

【②環境から取り除く】

刺激の少ない環境が良いことがあります。

例えば、魅力ある遊び道具を前に学習させようとしたり、美味しそうなものを目の前に我慢をしいたり、面白いものがあるとわざわざ誘惑しておいてお預けするなど。

そういった状況で起こる騒動やストレスの多くは、子供の環境への刺激を減らせば避けられるものであります。

【③環境をシンプルにする】

子供は自分の置かれた環境が複雑で難しすぎると非受容な行動をしがちになります。子供が自分の周りの環境をコントロールできない時に持つ欲求不満は家庭環境をシンプルにして子供が主体的に活動したり、ものを安全に取り扱えるようにすれば避けることができます。

【④子供の生活空間を制限する】

子供を危険から守ったり、親が子供の失敗を受け入れられる自由な生活空間を設けることで子供の非受容な行動を避けることができます。

例えば、道に飛び出ないように柵を立てる。おもちゃを散らかしても親が困らない場所を作るなどです。

制限を作ることによって子供が自由に活動できる空間を意図的に作ることができます。

【⑤安全な環境を作る】

大抵の親は薬やとがった刃物や危険な化学製品を子供の手の届かないようにするでしょう。より安全に子供を守るために、ちょっとした努力で家の中は子供がいても大丈夫な環境になっていきます。

例えば、滑りやすい場所にマットを引いたり、頭がぶつかりそうな机の角にクッションを当てたり、割れやすいコップを割れにくいものに変えるなど。

こうすることで親にとって非受容な子供の行動を防ぐことができるようになります。

【⑥別の活動で代用する】

ある行動をやめさせようとするなら、子供の欲求を満たせる代わりの行動を提案する必要があります。

例えば、子供が雑誌のページを破ろうとしていたら、代わりに破いてもかまわない紙を与えたり、子供が壁にお絵かきしようとするなら落書きできる紙を与えたりする。

子供から何かを取り上げておいて代わりのものを渡さなければ、欲求不満と涙にくれる結果となるでしょう。

【⑦環境の変化に準備させる】

とっさの環境変化を受け入れるのが苦手な子供や、臨機応変が難しい子供もいます。この場合に起こる子供の多くの非受容行動は、環境が変わる前に子供に準備させることでも防げます。

例えば、週末に旅行にいくこと。転勤で引っ越すかもしれないこと。病院に行っても怖くないこと。

親が子供に見通しを与えてあげるよう話をしておけば、子供たちは変化に対する驚くほどの適応力を示すものです。

まとめると、

１　環境を豊かにする

２　環境から取り除く

３　環境をシンプルにする

４　子供の生活空間を制限する

５　安全な環境を作る

６　別の活動で代用する

７　環境の変化に準備させる

の７つです。他にもあると思います！

環境を改善することで子供の主体性や自律性を発揮できる環境を作って上げられると良いですね！