頭ではわかってるのに、できないとき
「頭ではわかってるんです。
でも、できないんです。」
カウンセリングでよく聞く言葉です。
たとえば──
「もう考えるのやめたら?」
「執着するのやめようよ。」
「そういう人なんだから仕方ないよ。」
そんなふうに言われて、
相談する前より傷ついたり、
“できない自分”を責めてしまったことはありませんか?
でもね、それはあなたのせいではありません。
「考えるのをやめよう」と思ってやめられるなら、
きっとカウンセリングなんて必要ないですよね。
あなたの中には、
大切にしてきた価値観や、
言葉にならない思いがたくさんあります。
それを「執着」と一言で片づけられるのは、
とても悲しいことです。
「言ってもしょうがない」と言われたら、
“やっぱり我慢するしかないのかな”と苦しくなる。
それは当然のこと。
すべての感情には、必ず根っこがあります。
そこを見ずに「やめなよ」「切り替えよう」と言われても、
本当の癒しにはつながりません。
むしろ、心の奥でこじれてしまうこともあります。
だからこそ、
頭ではわかっていても心がついていかないときは、
どうかひとりで抱えずに声をかけてくださいね。
変化には時間がかかります。
短期間で、痛みもなく劇的に変わる──
そんな魔法のような方法はありません。
けれど、
「自分と向き合って、少しずつでも変わりたい」
そう思えるあなたなら、
必ず進めます。
その一歩を、私は心から応援しています。