”人”のマネジメントは”物”や”金”と違って右から左に動かして終わりではありません。過去の高度成長期のように「作れば売れる」「働けば金になる」状況であればそれでも何とかなったのかもしれません。しかし実際には”物”や”金”と”人”はまるで異なります。
”人”は成果を出すまで一定の時間が必要です。すぐに効果の出ることばかりに注目して時間のかかるものを放置していると、いざという時にいきなり大ピンチになります。そして追い込まれた状態では打ち手の選択肢が限られてしまいます。そして最悪の場合、人的破綻リスクに直面することになります。
私がある組織の人間関係をどん底から改善させた時には、約2年の期間を必要としました。この時は派閥を形成して組織全体の方針に右派で悉く反対して、一方で自分に反対する人に圧力をかけるような人物(有資格者)がいたのですが、経営陣はその人に遠慮してとにかく“穏便に”事を済まそうとするばかりで有効な策を講じることができませんでした。で、私が独自に動いて打開することになりました。人間関係に対して解決を先延ばししたり、思考停止をしている経営者や管理監督者は組織にとって害悪ですらあると私は考えています。
(明日に続きます)