脳の錯覚を体験する

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※今回は脳の思い込みをリアルに体験するテストです。ほかのSNSでは動画で紹介していますが、動いているものは実際の出品サービスにある動画サンプルでご確認ください。

ではここで、この脳の機能を実際に体感してみましょう。まず紙とペンを用意してください。その紙に10cm四方くらいの四角を書いてください。いいですか?では今から30秒数えます。今書いた四角の中にできるだけたくさんの「あ」という字を書いてください。
では始めますよ、よーいスタート。

(タイマースタート)

(30秒経過)

では皆さんの紙を見せてください。ひらがなの「あ」を書いた人が多いですね。ところで、みなさんはどうしてひらがなの「あ」を選んだのですか?ひらがなの「あ」を書いてくださいなんて私は一言も言ってませんよ?もう気が付いたでしょうか?このテストは30秒以内に誰が一番たくさんの文字を書けるかを試すものではありません。 脳が自己判断をすることを体感してもらうための実験です。

このテストをすると多くの方がひらがなの「あ」を書きます。私は“ひらがな”と指定しませんでしたが、脳が不足している情報を過去の経験などの基準から補って、ひらがなを選択したのです。時々カタカナを選択する人がいます。複雑な形の「あ」より単純な「ア」の方が速く書けると瞬時に判断したキレ者かもしれません。また同じようにひらがなを書いていても、小さい文字にすることで数を増やした人もいるはずです。これも判断基準の差です。

大切なことですので繰り返しますが、私達の脳とコンピューターは特性が違います。コンピューターは膨大な量のデータを瞬時に参照し、そこから計算したり分析をしたりすることが得意です。でも私達はデータ量が多すぎると混乱して考えることができなくなります。そこで私達の脳は必要のないと判断した情報は無視して、必要な情報だけに集中して考える機能を持っています。情報量が多過ぎると判断に時間がかかってしまうからです。

例えば天敵に襲われた時に戦うのか逃げるのかを瞬時に判断するために必要な本能です。生き残るために必要最小限の情報に絞り込んで他は無視するという機能を私達の脳は進化させてきました。無視したことで不足する情報は、過去の経験や知識から脳が想像して補うようになっています。この個人の経験や知識の差がそのまま判断の差となります。

※このスライドをデータとしてご覧いただいている皆さんは文字情報で「あ」を視覚的に認識していましたが、実際の研修では、“あ”を音声として聞いただけで判断しなければなりません。結論から言えば、ほとんどの人はひらがなの「あ」を書きます。出題時に「ひらがなで」と指定しなくても、多くの人がひらがなを選択します。これは耳から入った情報だけで脳がどのような判断をするかをテストするものです。テストの説明はささっと済ませ、被験者にあまり準備をさせずに一気に始めてください。相手の予備情報が増えるほど、テストの効果が薄れてしまいます。


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