トラブル対応から考えたこと③(全4回)

記事
ビジネス・マーケティング
(先週の続きです)
「私達は言われたことしかやりません。だからそれ以上のことは何もやらないのが私達のルールなのです。」

これはトラブル対応以前の問題です。プロとして失格です。プロというのは、お客様やクライアントが期待した以上のことをやることに価値があります。相手が知らないことや気づけないことに対して適切に提案や助言を行い、期待以上の結果を提供する。それがプロ、専門家というものです。そうすることで客やクライアントは自分達だけでは達成できないであろう結果に対して報酬を支払う。これがビジネスの基本だと私は考えています。

相手に言われたことだけをやっていても相手のニーズを満たすことはできます。でも期待通りであることには大した感動を覚えませんし、付加価値は無いも同然です。相手の期待以上の結果を出して付加価値として報酬を得るのがのがプロ。少なくとも私が尊敬する人は誰もがそうやって実績を出しています。

今回の取引先はプロとしての気概すら持っていないことを白状して、トラブルから早々に逃亡しました。自分達はやるべきことはやったと言うのですが、彼らに不手際があったからこそ、クライアントである私がトラブルに対応しているのです。
(明日に続きます)
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