『してしまったことに対する後悔は、時間が和らげてくれる。だが、しなかったことに対する後悔は、どんなものも慰めにならない』3
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『してしまったことに対する後悔は、時間が和らげてくれる。だが、しなかったことに対する後悔は、どんなものも慰めにならない』(シドニー・ハリス)
(昨日の続きです)
一貫性の原理は、“してしまったこと"に対する後悔にも働きます。自分の言動を肯定する=自己肯定という意味において、この場合の一貫性は心理的にはプラスに作用します。だから、しなかった後悔よりも《マシ》ということになります。
さて、ここからは少しややこしいのですが、”しなかった”ことは単に行動を起こさないことではありません。能動的に判断して“しなかった”ということは、「やらない」というアクションを自らの意思で選択した結果と考えます。このことで後悔が生じた場合、これは“してしまった”結果となりますので、こちらの後悔は時間が和らげてくれます。
つまり、ポイントは単に行動したかしなかったかではないということです。他人の意見や周囲の空気に流され深く考えず、自分の本音とは異なる形で“してしまった”または“しなかった”場合には、慰めの無い後悔に陥りやすいのです。反対に行動する、しないを自分の意志で決めた場合には後悔が残りにくいということです。
私達は全てのことを自分の意思通りに選択できるわけではありませんが、自分で考えて行動する癖のある人ほど後悔からの立ち直りが早く、そうでない人はいつまでも後悔を引きずりやすいとも考えられます。