あなたは、心の中でどんな言葉を使っていますか?
「私なんて、まだまだダメ」
「ちゃんとやらなきゃ、迷惑かけちゃう」
「また考えすぎちゃった…」
こんなふうに、自分にきびしい言葉をくり返していませんか?
実はこれ、心の中でずっと誰かに怒られているようなものなんです。
繊細な人は、音にも空気にも、人の顔色にもよく気づく分、
言葉にも深く影響されます。
だからこそ、自分に向ける「言葉」を変えるだけで、
毎日はぐっとやわらかく、軽くなるんです。
言葉は、こころにかける魔法のコート
寒い日に、あたたかいコートを着るとホッとしますよね。
それと同じで、やさしい言葉は、心にふわっとした安心を
かけてくれます。
たとえばこんなふうに。
×「どうしてまた失敗しちゃったの?」
→ ○「うまくいかなかったけど、よくがんばったね」
×「まだダメだ、もっとちゃんとしなきゃ」
→ ○「少しずつでいいよ。ちゃんと進んでる」
こんなふうに言葉を置きかえると、
心の中の空気がやわらかくなって、呼吸も深くなります。
言葉が変わると、時間の流れも変わる
ここで、ちょっと不思議なことをお話しします。
言葉を変えると、「時間の感じ方」も変わるんです。
どういうことかというと、
きびしい言葉を使っているとき、人はいつも“未来”に
追われています。
「もっとできるようにならなきゃ」
「明日までに仕上げなきゃ」
「今の自分じゃ足りない」
そんなふうに、“まだダメな今”をせかして、未来へ急ごうとします。
でも、やさしい言葉を使っているときは、
「今ここ」に心が戻ってくるんです。
「大丈夫。今できることをやってる」
「うまくいかなくても、今日もちゃんと生きてる」
そんなふうに、自分に安心を渡してあげることができる。
それはまるで、
時間の流れを“追いかける”のではなく、“いっしょに歩く”感覚です。
せかせか走っていた毎日から、
ちょっと立ち止まって、花を見たり、空を見上げたりするような時間へ。
やさしい言葉は、あなたの時間を、あなたの手のひらに取り戻してくれます。
では最後に、あなたにひとつ問いかけをします。
あなたは、今日1日、自分にどんな言葉をかけましたか?
その言葉は、あなたの心にコートを着せてくれましたか?
それとも、寒さを強くしてしまいましたか?
言葉は、あなた自身のものです。
使い方を変えるだけで、時間も、心も、すこしずつ変わっていきます。