あなたは、自分のことを「傷つきやすいな」と感じたことが
ありますか?
人のちょっとした言葉が気になったり、
場の空気にすぐ飲まれて疲れてしまったり、
「そんなつもりじゃなかったのに…」と落ち込んだり。
まるで心が、雨にぬれた紙みたいにふにゃふにゃになってしまうこと
ありませんか?
でもね、まず知っていてほしいことがあります。
それは——
「傷つきやすい」は、弱さではなく、“感受性”という力だということ。
たとえば、
誰かの悲しみにすぐ気づけたり、
場の空気がぴんと張っているのを肌で感じたり、
相手の表情から「何かあったのかな」と思いやれたり。
そういうことができるのは、あなたの心がとても“やわらかい”からです。
だけど、このやわらかさを、ムリに固くしようとすると苦しくなります。
「もっと鈍くなりたい」「気にしない自分になりたい」と思うほど、
自分を否定することになってしまうからです。
やわらかい心は、戦場には向きません。
でも、やさしい場所、あたたかい時間、深いつながりをつくるのには、
いちばん向いています。
傷つきやすいからこそ、「選ぶ」ことが大切
傷つきやすい人が元気でいられるためには、
どこで・誰と・どんなふうに生きるかを、自分で選ぶことがとても
大切です。
たとえば、
・たくさんの人がいる職場より、小さなチームで働く
・スピードよりも、ていねいさを大切にする
・人と比べるのをやめて、「私の心がよろこぶほう」を選ぶ
これは、わがままではありません。
あなたの心をまもるための、“選び方”です。
ここで、ひとつ比喩をお伝えしますね。
あなたの心は、花びらのようなものです。
雨や風に弱いけれど、その分、やさしくて、きれいで、香りもある。
もしも、その花がコンクリートの上でがんばって咲こうとしていたら、
どうなるでしょう?
風に飛ばされ、踏まれて、すぐに散ってしまいます。
でも、もしその花が、日当たりがよくて、静かで、水もちゃんとある場所に植えられたら?
きっと、そのやわらかさのまま、のびのびと咲いていけるはずです。
あなたは、どこに咲く花ですか?
どこでなら、傷つかずに、あなたらしく咲けるでしょうか?
そしてもうひとつ、大切なことを聞かせてください。
あなたは、だれの時間で咲こうとしていますか?
社会の時計、家族の期待、人の評価。
そんな“他人の時間”ではなく、「自分の時間」に咲く勇気を持って
みませんか?
花は、春を待って咲きます。
ムリに冬に咲こうとはしません。
あなたも、あなたのタイミングで、あなたらしく咲いていい。