今回は「練習」と「稽古」の違いについてまとめたいと思います。
とは言っても、このお題は、かつての先生から意味を教えて頂いたもの。
守秘義務にされている内容もありますが、
今回は「言葉の意味」の範疇ですので、含まれないと判断しています。
さて、スポーツではよく「練習」、芸事や武道では「稽古」と呼ばれます。
単にジャンルで呼ばれ方が違うと思っていましたが…実は違いました。
「練習」は、言い換えるとリハーサルです。
何度も練習して、失敗しない様に慣れることです。
完成形が既にあり、それを確実にするために練習します。
しかし「稽古」は違います。
向かう方向が明確にありますが、到達点がありません。
自分で「ここまで」と区切りを付けながら、更に深めていくものです。
では、お芝居をするときに「練習」するのか「稽古」するのか。
自分の答えは「どちらも必要」です。
それは何故か。②へ続きます。