先代から受け継いだ事業を必死に守ってきたにもかかわらず、時代の変化の波にもまれ、業績は悪化の一途をたどる。
社員の不安は募り、一人、また一人と会社を去っていく。
残された社員からは、社長への不満が隠されることもない。
それでも、彼は諦めずに、社員の声、顧客の声に耳を傾け、様々な手を打ってきた。
しかし、状況は好転せず、取引先からの注文は減り続け、離職も止まらない。
相談に来られたのは、私よりも若い30代後半から40代の2代目社長。
先代とは血縁関係はなく、約100名の社員を抱える中小企業の経営者だ。
この世代の経営者が最も厳しい状況に置かれることは、私も過去に経験している。時代背景は異なるが、先の見えない不透明な状況下での社員や経営者の心理状態は、あの時とよく似ている。
私も、万能薬を持っているわけではない。
しかし、過去の経験から、「やってはいけないこと」「取り入れてはいけないこと」は理解しているつもりだ。
特に、30代40代の経営者は、これから会社を成長させていかなければならない。私の経験が、彼らにとって、転ばぬ先の杖となれば幸いだ。
経営には、良い時もあれば悪い時もある。
焦らず、慌てず、諦めずに、前向きに、積極的に行動することが大切だ。
「笑う門には福来る」という言葉があるように、社員には笑顔で接し、必ず現状を打開できると信じて、共に歩んでいく。
30代40代の社長、共に未来を切り拓きましょう。