学校を休ませた日、どう過ごす?子どものエネルギーを回復させる「家での過ごし方」3つの鉄則

学校を休ませた日、どう過ごす?子どものエネルギーを回復させる「家での過ごし方」3つの鉄則

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コラム
「よし、今日は学校を休もう」

朝の激しい行き渋りの末、我が子を休ませる決断をした親御さん。本当にお疲れ様でした。葛藤の末のその決断は、決してお子さんを甘やかしたわけではなく、命を守るための正しい選択です。

しかし、ホッとしたのも束の間。次にこんな悩みが襲ってきませんか?

「家で一日中ゲームばかりさせていていいの?」

「せめて勉強くらいはさせないと、本当に遅れてしまうのでは……」

「腫れ物に触るように優しくすべき?それとも少しは厳しくすべき?」

児童発達支援・放課後等デイサービスの事業本部長、阿部 亮です。

現場のトップとして何千人もの不登校のお子さんを見てきて断言できるのは、「休ませた当日の家での過ごし方」を間違えると、子どもの心の回復が遅れ、不登校が長期化してしまうということです。

今回は、心理学と福祉の現場で実証されている、エネルギーを最速で回復させるための「家での過ごし方・3つの鉄則」を解説します。

📌 鉄則1:「学校と同じ時間割」を無理に求めない
「学校に行かないなら、せめて家で1時間目から6時間目までドリルをやらせよう」と、ガチガチのスケジュールを組んでしまう親御さんがいますが、これは逆効果です。

前回のブログでもお伝えした通り、行き渋るお子さんは「心のコップがバキバキにひび割れて、エネルギーが漏れている」状態です。
まずは【完全休養】が最優先。時間割で縛るのではなく、最初のうちは「好きなだけ寝かせる」「好きなだけぼーっとさせる」という、脳と体を100%リラックスさせる時間を作ってあげてください。ひび割れを接着剤で直すのが先決です。

📌 鉄則2:「小さな役割」を頼んで存在意義を保つ
完全休養が大事だからといって、一日中パジャマのまま、親が至れり尽くせりで「王様」のように扱うのも実はNGです。

なぜなら、子どもは学校を休んでいる間、心の中で猛烈な「罪悪感(みんなが行っているのに自分は休んでいるダメな奴だ)」と戦っているからです。ただダラダラ過ごしていると、この罪悪感が自分を責め、自己肯定感がどんどん下がります。

解決策は、簡単な「お手伝い(役割)」を一つだけ頼むことです。
「お皿を3枚だけ並べてくれる?」「郵便物取ってきてくれたら助かるな」
そして、やってくれたら「ありがとう、お母さん助かっちゃった」と伝えてください。家の中に自分の居場所があり、人の役に立っているという実感が、心のひび割れを強力に塞いでくれます。

📌 鉄則3:スマホやゲームは「条件付きの逃げ場」にする
不登校の親御さんの最大の悩みである「ゲーム依存」。完全禁止にすべきか悩みますよね。
結論から言うと、完全禁止はNGです。今の時代、子どもにとってゲームやSNSは、現実の辛さから身を守るための「心の避難所」であり、唯一の社会との繋がりだからです。ここを取り上げると、子どもは完全に孤立します。

ただし、「昼夜逆転」を防ぐための最低限の生活ルールだけは、調子が良い時に親子で話し合って決めておきましょう。
「夜21時以降はリビングの充電器に戻そうね」「ご飯の時間はゲームを止めようね」といった、生活のリズムを守るための「境界線(ルール)」があるからこそ、子どもは安心して家で羽を伸ばすことができます。

💡 綺麗事は言いません。まずは「味方」になることから。
我が子が学校に行かずに家でダラダラしている姿を見るのは、親として本当に焦るし、不安になりますよね。そのイライラや焦りは当然の感情です。自分を責める必要は一切ありません。

大切なのは、親が学校の先生(指導者)になろうとしないこと。家の中だけは、世界中で唯一の「100%安心できる味方の場所」にしてあげることです。土台さえ整えば、子どもは自分の力で「そろそろ勉強してみようかな」「学校に行ってみようかな」と動き始めます。

「そうは言っても、家でゲームばかりの我が子にイライラが抑えられない……」

「うちの子の特性(凸凹)の場合、どんなルール作りがベストなの?」

もし一人で抱え込んで限界を感じているなら、私にその重荷を少し分けてください。

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