難しいことはできないよ
と、念を押してから引き受けました。
お互い自分のペースで自由に楽しく作業していたんだけど、
そのうち彼女の方から細かい注文が来るようになって。
どんどんハードルが上がっていったのね。
そんなある日、彼女から
「〇〇のイラストいつ出来る?」とメッセージがきました。
そのときわたし、
めっちゃカチンときたんです。
いやいや、昨日の今日で無理やん!
そんな簡単ちゃうねん、プロやないねんから!
お前がやれや!ムカつく!!!!!!
と、ブチギレている自分がいた。
・・・・・・
こういう
激しい感情のエネルギーは抑え込むと逆に増大するので、とにかく外に出してやらんといかん(「外に出す」というのは、何らかの形で「表現する」ということです)。
なので、自室に閉じこもって、上に書いたような言葉を実際に声にだして言ったり、枕をぶん殴ったりとかして、出せるだけ出したんですね。
しばらく経つと、さっきとは別の想いが浮かんできた。
いやいや、あれってただの質問じゃん。
ムチャブリでも催促でもないじゃん。
なんで私そんなふうに受け取ったんだろう?
↓
自分が自分にそれをやっているからだ。
・・・・・・
今回の件だけじゃない。常日頃から
「やんなきゃいけないことがいっぱいあるのにまだやってない」
「いつやるの、早くしなさい」
「こんな簡単なことがなぜできないのか」
「やる気が出ないとか甘えてるんじゃないよ!」
そんな言葉を自分に投げつけてた。
小さい小さい声で。数えきれないぐらい何回も何回も。
このことに気づいて以来、肩の力が抜けて
「楽しくやれる範囲でやればいいよ。〆切なんて有って無いようなもんだ」と自分に言ってあげられるように。
色の変更やら何やら描き直しの注文にもゆるーく対応できて、
楽しい気分のまま入稿を終えました。
・・・・・・
必要以上に自分を責める、というのは
エンパスやHSPに顕著な傾向でもあります。
あまりにも慣れ親しんでいて気づかないことが多いので
感情を揺さぶられる出来事は貴重な気づきのチャンスになります。