AIが作り、人が見ることでレビューの価値が再び高まる?

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AIが生み出し、AIがまとめる時代へ

AIの進化によって、プロダクトやサービスの生成速度は飛躍的に向上する。すると、それらを目にする機会も増え、意識せずともAIが作ったものに触れることになる。

だがここでいえるのは、人が一日に認識できる情報量には限界があり、すべてを把握するのは不可能だ。求められるのは、要約やダイジェスト、レコメンドの役割を果たす新たなAIだろう。結果として、「人がつくる→AIが作る→AIがまとめる→人が見る」という流れが確立し、AIが情報の中間業者のような立ち位置になる。(この流れは別に逆でもいい)

しかし、AIがまとめた情報はブラックボックス化しやすく、その内容がどれほど人間の感覚に合致しているかは疑問が残る。AIはデータをもとに最適解を導き出すが、人間の感情や直感を完全に再現することは難しい。なぜなら、最終的に社会を作るのはAIではなく人間だからだ。

AIによる情報整理が進むほど、人の目による価値が高まる

このようにAIが情報の中継役を果たす時代において、人の「見る」という行為そのものが価値を持つようになる。特に、機械的な要約ではなく、実際に使った人の視点からのレビューや意見が重要視される。

とはいえ、単なる代行レビューの価値は低い。むしろ、「この人に合ったサービスはこれだ」と的確に選び抜く能力こそが、AIが整理した情報の中で輝くポイントになる。単なる情報の羅列ではなく、個々のニーズに即した提案ができることが、本質的な価値として浮上する。

つまり、「AIがまとめる→人が見やすくする」という部分は合理性の観点ではAIの方が優れている。しかし、「人の目を通した評価」には依然として価値があり、その重要性はむしろ増していく。

人が選ぶ価値の再定義と、レビューサイトの進化

この流れの中で、レビューサイトの存在価値がますます高まる。たとえば、AIによる文章生成を活用しつつも、実際の使用感を加えたレビューならば、信頼性を確保しつつ効率よく情報を提供できる。サクラレビューやAIが自動生成した評価を疑う声がある一方で、「使った人が要点を整理する」という形ならば、それはむしろ有益な情報になるだろう。

また、レビューサービスの方向性によって価値の出し方は変わる。起業家向けに「新しいサービスのレビューを代行する」視点を持つか、ユーザー向けに「最適な選択肢を提案する」方向に寄せるかで、大きく異なるアプローチが求められる。

後者の例としては、「マイベスト」のようなキュレーション型レビューサイトが挙げられる。このようなサイトが増える可能性は高く、さらに専門家による評価が求められる場面では、「All About」のようなサイトの価値も再評価されるかもしれない。(やや廃れた印象は受けるものの、取り戻すときが来るか、新しい味付けで変わるのかもしれない)

結局のところ、情報が増え続ける中で何が価値を持つのかを決めるのは社会だ。AIが生み出し、AIがまとめた情報を、最終的に人間がどう扱うのかというところが面白くなりそうだ。


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