少し考える問いをもらったので考えてみます。
その名の通り「アイデア出し」は汎用的スキルかどうか?
そして、そのスキルはどう使えそうなのか?
この2点です。軽めです。
アイデア出しは汎用スキルか?
僕はそう思っていましたし、これからもそうだ・・・と思っています。汎用とは、色々なものに使えるということで、潰しが効くというとなんか表現が強いですがそのとおりです。
連想するものは?というところで、企画やマーケティングだけでなく、クリエイティブな映像、ロゴ、イラスト、写真、美術あらゆるところで「アイデア」は必須なんですよね。
クリエイターでアイデアがないという人は多分レアだと思っていて、ここで対象者想定、つまり僕の「アイデア出し」を誰に売るか?ですが、これって、ノンクリエイター、非クリエイターなんですよね。多分そうなっているし、なってきたというか。
例えば、ロゴのアイデアくださいとかはないというか、そんな相談はないんですよ。それはクリエイターの命でもあるし、魂でもある。でないという人もいるかもしれないですが、それをやりだすと多分クリエイションというか創造自体面白くないんだろうと。
そして仮に僕がロゴのアイデアを出せたとしても、そのロゴというクリエイティブに対しての経験が低い(昔ちょっとやってましたが、遊びみたいなものです)ので、精度の低いアイデア、質の低いアイデアになるんだろうと。
やや脱線しましたが、汎用である=全部使えるわけではないという脆さも露呈しています。というか、僕の範疇である「アイデア」は結構狭いかもしれない。使い手が「色々」持っていれば、そこに「掛け算」出来ると思っていたのですが、そこに気づいてもらわないと結構汎用でもないのでは(笑)という脆さですね。
もっといえば、単体では使えないスキルとも言えるというか。
例えば、ビジネスや事業や企画などの具体的なものをやるとか、考えるということがあって、初めて「アイデア」が生きる。つまり具体的なビジネスアイデアや事業アイデアや企画アイデアになるって感じがしませんか?
という意味でアイデア単体でどうこうしたいことは「全く」考えてないのですが、これって「知る力」「AI力」「プレゼン力」「聴く力」「学ぶ力」といっても同じで、抽象度が高いですよね。何に対して知るのか、AIは適当ですが(笑)、プレゼンも色々なシーンで違うので正解はない。聴くもですよね、学ぶはもっと広い。
ここでいえることは、
・アイデア出しは思ったより汎用的なイメージがある
・具体性があるものと結合しないと使いづらい=汎用的であるといえる
・具体性はスキルを習得するものが自らの経験や強みなどに掛け算して始めて生まれる(ここで習得予定者は、どこでアイデアがあるといいかを考えておく必要があるが、ここが結構難しい?)
・「アイデア出し力」「アイデア力」だけでは実効性や具体化は乏しいので、何か別の表現する、形にするものとセットで考える方がよい
ということが分かってきました。
アイデア出しはどう使えるか?
これは結構雑ですいません。これで使えるってのは言いづらく、自分は仕事にしちゃっているので仕事になるといえると。ただこれもちょっと誠実ではないだろうなと思っていてほぼこんな事は言ってません(笑)
なので、上でいえば、
・今の仕事で突破力が生まれる
・詰まった時に、切り替えや発想や視点で思わぬ成果や気付きが生まれる
・何かアイデアや企画を求められた時に、一から考えずにある程度余裕を持ってストックから考えられる(これはアイデア例というよりも、視点の引き出しとか、アイデア思考ライブラリに近いですが、まあアイデアのパターンがあるくらいでまずはOKです)
・工夫をするので、新しいアイデアが生まれやすい(これは二次的)
・気分や性格がポジティブになる
などですかね。
当然自分の仕事のプラスになるとかは言えそうですが、どう使えるかってもっと見ていかなきゃ駄目ですね。
ところで、「人生豊か」というのは言い過ぎと思いますか?僕はそうでなくて、本当にそう思っています。というのはありつつも、これって論理が飛躍しすぎているな、または体感して段階でないと駄目だろうなということが見えてきました。
つまり、「アイデア出しは人生豊かになれるんですよ!!」といっても、ちょっとというか大分怖い。ステップで考えていくと、色々見えるので、このあたりなんだろうなと。
絞っているのはまだ良かったのかも
幸か不幸か分かりませんが、そこまで考えたわけでなく、ビジネスアイデア出しをやっています。で、これって当たり前ですが「アイデアをだす」では何をしてくれるか分かりづらいですよね。ってことで、ここはクリアできていると。
一方で、「アイデア出しを教える」という時、汎用スキルみたいになってますが、実際は「ビジネスアイデアの出し方を教える」なんじゃないかと。これは具体的だし分かりやすい。で、あとはその期待値だけなんですよね。儲かるアイデアはこれだ!みたいなのを求められても困るとは思いつつ、ビジネスはお金を稼ぐというところもあるので、ボランティアではない。その精度なんだろうと。
このあたりは別に売上がいくらとかいくら言われても、良くも悪くもアイデアなので、それを僕が保証することはできないんですね。やるのはお客さんというところがあるので、この溝がある。とはいえ突き放す感じでは全然なく一緒に考えていってどうかでしかないんですよね。
というわけで、ここでもまとめると、
・多分「具体的なアイデア出し」の教え方や学び方の方が良さそう
・仮にそこから外れているなら自分の提供外としていい
・対象であれば、そこを磨いているので解像度高くできる(少なくともそれでお金を得ているので信頼性は高いということ、信じてもらうしかないってことですが)
という感じになりそうです。