ととちゃん自己紹介

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コラム
改めて自己紹介をさせてもらいます。


ととちゃんと申します。

地方で臨床検査技師として中規模病院にて勤務しております。

「臨床検査技師ってなんだ?始めて聞いた。」って方も多いと思います。
最近はコロナウィルスのワクチンの打ち手として、臨床検査技師と救急救命士が候補にあがりました。いよいよ、本格的に打ち手としても準備をして様子です。当院または当科としましても、ワクチンの接種問題に関して少しでもお役に立てればと思っています。

日常検査としては

・血液検査
・尿、便検査
・輸血検査
・微生物(バイ菌)検査
・生理検査
・病理検査などがあります。
(*施設によって違いはあります。)

私は微生物検査と血液検査をメインで担当してます。

↓実際にはこんなことをやっています。

微生物検査
病原性のある微生物の特定とその菌がどのような抗生物質が効くか?効かないか?検査をしています。培養検査と言って寒天に菌を発育させて、その菌が病原体の可能性がある場合は薬の試験を行っています。また、インフルエンザやノロウィルス、アデノウィルスなどの検査も行っています。
最近ではコロナ関連の検査(抗原検査、抗体検査、PCR検査)も増えて、こちらの検査も行っています。
また、院内感染対策チームとしても薬剤耐性菌(抗生物質が効きにくい菌)の院内感染が起こらないように発生状況などの情報を発信しています。
院内感染対策チームでは病院内を定期的な見回りを行い、正しい方法で行われているかチェックしたりしていますので、少々嫌われる存在でもあります。

コロナの影響で皆さん自身も「コロナ疲れ」と言った心身の疲れなどもあるかと思います。また、医療従事者として感染対策にご協力して頂きありがとうございます。何か気になる点などあればお気軽にご相談下さい。


血液検査
血液検査の中でも血液算定凝固検査をメインで担当しています。
血液算定は血球(赤血球、白血球、血小板)の数、白血球(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)の割合が妥当か?病的な細胞がいないか?など検査しています。

凝固検査は血液中の凝固因子という、血液を固まらせる反応を時間でみています。その時間が延長していた場合に病的なのか?薬によるものなのか?によって変わってきます。

例えば・・・

①肝機能障害の場合
凝固因子の多くは肝臓で作られています。肝機能が低下していると、凝固因子が作られないために凝固検査は延長傾向になります。
用途:肝機能を見ている。

②血液サラサラのお薬
ワーファリンというお薬が有名ですね。このお薬は血液をサラサラにする作用があります。こちらの薬を飲んでいる方は血液が固まりにくいので、凝固時間も延長傾向になります。お薬の効果判定のために定期的な検査をしてお薬の量などを決めています。
用途:薬のモニタリング。

①②どちらも延長傾向とお話しましたが、同じ検査でも見ている所が違います。患者さんの状態や病態によっても見方などが違う事もあります。

検査結果や検査についてお気軽にご相談下さい。
最後までご覧頂きありがとうございます。

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