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あなたの血液はサラサラ?ドロドロ?

ご覧頂きありがとうございます。今回は血液がサラサラ?ドロドロ?について解説します。サラサラは普通とした場合、ドロドロは少し危険な匂いがするのはお分かりですか?簡単に説明するとドロドロ血液=粘性の高い血液になります。 その粘性(血液のサラサラ)の程度を見るには①どのような検査項目なのか?また②血液がどのような状態なのか?詳しく見ていきましょう。 ①どのような検査項目なのか?粘性が観られる目安としての検査項目を上げるとすると以下の項目によって確認することが可能です。 ・RBC(赤血球数) ・Ht値(ヘマトクリット値) ・WBC(白血球数) ・PLT(血小板数) ・中性脂肪(TG)トリグリセライド ・脱水 ・高血糖 ・グロブリン ・フィブリノゲン など ②血液がどのような状態なのか?粘性が高い(ドロドロ)の状態の血液は血流の流れが悪いため血栓ができやすい状態になります。血栓とは血液が血管内で固まりやすくなっている状態です。 上記で紹介した項目のうち現状から改善できる項目は何だかわかりますか? それでは解説していきます。 ・暴飲暴食によってカロリーを多く摂取した場合 単純に食べ過ぎや飲みすぎ、そして運動不足などによって内臓脂肪が増加、血糖値の上昇によって肥満や高血圧、糖尿病を発症してしまいます。お酒の多飲は脱水を招きカハイカロリーになってしまい脂肪の蓄積や糖尿病の予備軍としても危険である。また、肉類中心の食生活はHt値(ヘマトクリット値)が上昇してしまう恐れがありますので、ぜひ野菜中心の食事も考えておかなくてはなりません。 ・タバコによる影響 タバコは一酸化酸素で血液中の赤血球の働きで
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臨床検査技師のお仕事内容

ご覧頂きありがとうございます。今回は臨床検査技師のお仕事内容についてお話します。臨床検査技師医師の指示の基に、患者さんの血液や尿、便、心電図、超音波検査などを検査する医療従事者であり技術職になります。国家資格になります。(職人気質な方が多いようにも感じます。)検査の種類大きく分けると2種類あります。①血液や尿、便を検査する検体検査と②心電図や超音波検査などの生理学検査に分けられます。検査技師の検査も多岐になっています。施設によって検査内容について違いはあるものの検査技師としても業務は幅が広いもの事実である。もちろん‘‘臨床検査技師‘‘の国家資格があれば皆検査することは可能ですが、経験していないと仕事をする上では大変です。私も検体検査しか経験がありませんので、資格上は生理検査もすることは可能ですが、未経験者です。やっていないことはかなり厳しいのも現実問題としてあります。全部の検査ができないのか?など問い合わせを受けることもまれにあります。それだけ検査の領域も深い知識が必要となります。また、国家資格取得後には専門の資格などもあり、チャレンジする人も多くて、その中の一つに細胞検査士と超音波検査士は持っていると就職や転職などにも有利です。細胞検査士(スクリーナー)はがん細胞の発見を早期に行うことができる資格になります。超音波検査士は超音波装置を使用して体表から臓器を画像で見たりすることが出来る検査になります。これらの資格を持っていても、判断に悩む疾患などもあります。就職先別に見た検査内容主に病院やクリニックで検診センター、検査センター、医療機器メーカーなどになります。私は現在、病院に勤
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ととちゃん自己紹介

改めて自己紹介をさせてもらいます。ととちゃんと申します。地方で臨床検査技師として中規模病院にて勤務しております。「臨床検査技師ってなんだ?始めて聞いた。」って方も多いと思います。最近はコロナウィルスのワクチンの打ち手として、臨床検査技師と救急救命士が候補にあがりました。いよいよ、本格的に打ち手としても準備をして様子です。当院または当科としましても、ワクチンの接種問題に関して少しでもお役に立てればと思っています。日常検査としては・血液検査・尿、便検査・輸血検査・微生物(バイ菌)検査・生理検査・病理検査などがあります。(*施設によって違いはあります。)私は微生物検査と血液検査をメインで担当してます。↓実際にはこんなことをやっています。微生物検査病原性のある微生物の特定とその菌がどのような抗生物質が効くか?効かないか?検査をしています。培養検査と言って寒天に菌を発育させて、その菌が病原体の可能性がある場合は薬の試験を行っています。また、インフルエンザやノロウィルス、アデノウィルスなどの検査も行っています。最近ではコロナ関連の検査(抗原検査、抗体検査、PCR検査)も増えて、こちらの検査も行っています。また、院内感染対策チームとしても薬剤耐性菌(抗生物質が効きにくい菌)の院内感染が起こらないように発生状況などの情報を発信しています。院内感染対策チームでは病院内を定期的な見回りを行い、正しい方法で行われているかチェックしたりしていますので、少々嫌われる存在でもあります。コロナの影響で皆さん自身も「コロナ疲れ」と言った心身の疲れなどもあるかと思います。また、医療従事者として感染対策にご協力し
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検査⑫ 血液型検査

ご覧頂きありがとうございます。今回は血液型検査について紹介します。はじめに日本人の血液型の割合って知っていますか?約A型が40%、O型30%、B型20%、AB型10%と言われています。A型とO型で7割程度になります。当科はなんと・・・B型スタッフが1番多いですw(どうでもいいですよね。)先日、コロナの血液型によって重症化リスクに違いがあると発表されていました。重症化リスクがAB型が1番高く、O型が1番低いとのことでした。O型を標準とした際にA型、B型は1.2倍AB型は1.6倍のリスクがあるようです。血液型とは赤血球の表面に自身の血液型抗原というものが存在しています。A型にはA抗原B型にはB抗原AB型にはA抗原とB抗原O型には抗原無し血液型検査ではこの抗原を調べることによって血液型がわかる仕組みになっています。血液型と性格の関係性について良く血液型から「性格が○○ぽい」なんて会話を1度は経験があると思いますが医学的なエビデンスは無いのが現状です。さまざまな仮説や賛否あるといった内容です。今回は割愛しますが、お時間がありましたら解説しますね。先に言っておきます。血液型診断などをやられている方を否定するつもりはありません。個人的には大まかに4種類のタイプに分けられそうな気もしますが、逆に4種のタイプに分類するのも少し違和感を覚えます。今回がこの辺にしておきます。最後までご覧頂きありがとうございます。
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検査⑩ 白血球

ご覧いただきありがとうございます。今回は白血球について紹介します。白血球とは 血液やリンパ組織などに存在しています。 白血球の働き 細菌やウィルスなどの侵入に対して防御反応を示したり、異物(ガン化した細胞)などにも攻撃してやっつけてくれます。 そんな白血球ですが・・・ 主に好中球、リンパ球、単球、好酸球。好塩基球に分類されています。 戦隊ヒーローのような役割も担っています。 各種白血球の役割・好中球(NEUT) 細菌やウィルスに対して攻撃してくれます。また、炎症起こっている場合は増えて、炎症現場へ急行します。 ・リンパ球(LYMPH) 免疫反応の抗体産生や異物などのがん細胞に対しても攻撃してくれます。 ・単球(MONO) 貪食細胞という別名もあり、病原体を捕食します。また、血液中は単球として働きますが、組織中へと移動することが可能で、移動すると「マクロファージ」と名前を変えて侵入してきた異物から組織を守ってくれます。 ・好酸球(EO) アレルギーや寄生虫感染によって反応してくれる細胞です。 花粉症の時期などでは高めになることが多いです。 ・好塩基球(BASO) アナフィナキシーショックなどの即時型アレルギー反応に対応してくれる細胞です。 白血球の働きや役割について少し理解してもらえたでしょうか? 最後までご覧いただきありがとうございます。
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検査⑨便潜血

ご覧いただきありがとうございます。今回は便潜血検査について紹介します。便潜血とは健康診断や人間ドックの際に便に血液が混じっているかどうかを見る検査になります。血液が混じっている=腸からの出血が考えられるため、大腸がんのスクリーニング検査として広く普及しています。スクリーニング検査とは簡単な検査にて古い分けをするための検査です。いわゆるスクリーニング検査で陽性や数値が高い場合などは精密検査が必要になります。今回で例えると・・・スクリーニング検査:便潜血検査精密検査:大腸カメラ(大腸内視鏡)*精密検査することで原因を特定してあげるイメージになります。したがって、スクリーニング検査を一次検査、精密検査(精査)を二次検査などと表現する場合もあります。逆にスクリーニング検査で陰性や数値も異常がなければ、経過観察で良いという解釈になります。便潜血でわかること・腸からの出血を見ている検査・腸(大腸・直腸)の腫瘍・ポリープ など便潜血の注意点血液が付着していれば陽性となってしまうので、月経時や痔の出血でも陽性になります。その場合は精密検査になってしまいます。そのため、月経や痔の心あたりある方の場合、自己判断してしまい精密検査を受けてない方がいらっしゃるのも現状です。*便潜血で陽性の場合は念のため精密検査をおすすめします。検査に関する心配ごとやお悩みといったことがありましらお気軽に一度、ご相談下さい。
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検査⑦脂質

ご覧いただきありがとうございます。脂質検査について説明します。 簡単に要すると血液から見る【脂肪】です。 脂質ってどんなん? 脂質の役割は? その中でも比較的メジャーな項目について紹介します。 基準範囲 ( )内は基準値になります。 *参考書や施設によって多少の違いがあります。 ・TGトリグリセライド(30~149㎎/dL) ・T-Cho総コレステロール(128~219mg/dL) ・HDL-Cho善玉コレステロール(40~100 mg/dL) ・LDL-Cho悪玉コレステロール(140mg/dL以下) ・LDL/HDL比(2.0以下) などがあげられます。脂質項目・TG(トリグリセライド) 別名:中性脂肪とも言います。身体を動かすエネルギー源となります。 食べ過ぎや飲み過ぎが続いていたりすると【肥満】の原因にもなります。 飲食の影響をダイレクトに受けてしまう項目になります。また検査前日に暴飲暴食してしまっても検査値に影響が出ます。 ・T-Cho(総コレステロール) 身体の構成する成分として必要不可欠です。多すぎても、少なすぎてもダメです。バランスが重要になります。・HDL-Cho(善玉コレステロール) 血管に溜まった過剰なコレステロールを肝臓へ運んでくれます。そのため動脈硬化の予防に関与していると言われています。 ・LDL-Cho(悪玉コレステロール) 肝臓から全身にコレステロールを運びます。全身なので、動脈硬化の進行に関与しています。 ・LDL/HDL比 などがあげられます。 善玉/悪玉コレステロールのバランスになります。バランス比ですので、数値がリスクの指標になります。
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検査⑥腎臓の検査

腎臓の検査について説明します。腎臓の働き ・左右一対ある。 ・血液中の毒素や老廃物をろ過する ・不要物は尿として排泄される。 ・腎臓で必要な物は再吸収される。 ・赤血球の作るのに必要なホルモンを分泌している。 腎臓の機能が低下すると・・・ ・タンパク尿が出る ・血尿が出る ・多尿といい一回の尿量が多い ・頻尿(特に夜間何度もトイレに行く) ・貧血(腎性貧血) ・身体がむくむ など 腎臓に関連している検査項目として ・CRE(クレアチニン) ・BUN(尿素窒素) 腎臓の機能が低下しているため、ろ過機能が低下しているので、これらの成分が血液中に溜まってしまい高値になる ・UA(尿酸) 【痛風】を調べたりする際に検査する項目でもあります。UA(尿酸)はプリン体の摂取によって高値になります。また、プリン体の排泄しにくい方も高値になる。 痛風は「贅沢病だ」なんて言われたりしていますが、プリン体自体が【うまみ成分】になっています。ラーメンのスープなどの【だし】にはこのプリン体が非常に多く入っています。 ・クレアチニンクリアランス(CCR) 腎臓のろ過機能を調べる検査です。 最後までご覧いただきありがとうございます。検査のことで気になることがありましたらお気軽にご相談下さい。
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検査⑤尿検査

尿検査 尿定性検査について説明します。 定性とは言葉や文字で表すこと指します。 *例えば陰性や陽性または(+)or(-)など 尿定性検査でわかること ( )内は基準値になります。 *参考書や施設によって多少の違いがあります。・PH(5~8) ・比重(1.005~1.030) ・白血球(-) ・潜血(-) ・亜硝酸塩(-) ・ウロビリノゲン(±) ・ビリルビン(-) ・タンパク(-) ・ケトン体(-) ・糖(-) 検査項目説明それでは順に見ていきましょう。 ・PH 酸性かアルカリ性をみる ・比重尿の濃さがわかります ・白血球 腎臓や膀胱などの炎症反応で陽性になります ・潜血 肉眼では見えない程度の出血をみています。 膀胱炎、腎炎、前立腺炎 ・亜硝酸塩 尿中に細菌がいる場合で陽性になります。 尿路感染や膀胱炎 ・ウロビリノゲン 肝機能障害や便秘などで陽性になります。 ・ビリルビン 肝臓の機能を反映しています。 ・タンパク 腎機能の低下で陽性になります。だた、運動後やストレスによっても陽性になることがある。 ・ケトン体 飢餓状態、嘔吐、下痢、脱水などで陽性になります。 ダイエットなど食事制限している方では陽性になってしまうことがあります。 ・糖 尿中から糖が出ているという事は血糖値も高い可能性があります。 もしかすると、糖尿病の可能性も・・・ 尿定性検査は採血とは違い痛みを伴わない検査として優れています。また、尿検査で全身を見る事も可能な検査になっています。だた、少し注意が必要な場合もあります。 採尿時に中間尿を採尿します。この中間尿とは初めの尿は捨てる。そのあとに採取する尿を採尿す
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検査③【血糖値】

ご覧頂きありがとうございます。今回は【血糖値】について説明します。血糖値とは血液中のブドウ糖のことです。糖質なので、食事によって血糖値は上昇します。高血糖が続くと糖尿病の恐れがあります。また、低血糖も非常に危険があります。血糖値の基準範囲空腹時血糖:110mg/dL未満食後2時間血糖値:140mg/dL未満が目安となります。血糖値が高い場合、初期段階では自覚症状もないことが多く、健康診断などで指摘されても放置してしまっている方も多いのではないでしょうか?非常に危険です。 高血糖状態が続くと血管へのダメージが大きくなり、最終的には、脳や心臓などの血管に影響が出る可能性が上がります。 何か問題が起こってからでは遅く、早めに対処する必要があります。血糖値は食事との関係が非常に高く、食事は日常的に「毎日」行うことなので、ご自身の血糖値について知っておくと良いかもしれませんね。
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検査②【肝機能】

ご覧頂きありがとうございます。今回は検査【生化学】について紹介します。【肝機能】(カンキノウ)って聞いたことありますか?肝臓の機能についての検査も多種多用ですが、一般的でポピュラーな血液検査で肝機能を見ることができる項目として代表的なのが・・・AST、ALT、γ(ガンマ)-GTになります。肝機能を把握するのにこの項目の数値で見ています。特徴AST、ALT・肝臓に障害が起こると上昇します。γ-GT・肝臓に障害が起きていない場合でも、アルコールに敏感に反応してくれる。基準値AST:7~38 IU/LALT:4~44 IU/Lγ-GP:男性:80 IU/L以下    女性:30 IU/L以下*基準値は施設によって若干の違いがあります。検査のご相談も随時受付しています。お気軽にご連絡下さい。よろしくお願い致します。
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検査①【血算】

ご覧頂きありがとうございます。今回は血液検査の中の【血算】について紹介します。血算とは血液の有形成分である赤血球、白血球、血小板の数を見ています。その他にも、Hb、Ht、MCV、MVH、MCHCなどいった数値も見る事が出来ます。機能赤血球:酸素を全身に運搬白血球:病原体や異物を排除血小板:止血 など各成分によって役割が異なります。【数】を見ていると述べましたが多くても、少なくてもダメです。基準値、基準範囲があります。だた、個人差もあるので1度ご自身の検査結果を見ておくとよいでしょう。数値に変化が見られた際には、いつからおかしいのか見返せるのでまとめておくと良いです。健康診断や検査結果、検査項目について結果が【良好】だから「気にしなくてもいいや」ではなくて、もう少し掘り下げて見て貰うと、ご自身の見直せる所が見つかるはずです。少しでも皆さんの健康に対する意識も上がると考えています。私に出来る範囲で検査値から見る健康面での気をつけるポイントなどもレクチャー致します。お気軽にご相談お待ちしています。
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検査④【凝固】

ご覧頂きありがとうございます。今回は凝固検査について紹介したいと思います。凝固検査ってなかなか耳にすることがない検査項目だったりします。傷などを思い描いて下さい。【傷口から血が出ると血は固まり、止まります。】これは血小板や凝固因子という血液を固まらせる、正常の反応になります。先天性のものや病気や疾患によってはこの血液を固まらさせる作用が弱くなってしまうことや、薬によっては血液を固まりにくしているものもあります。こんな検査もありますよ程度の紹介です。検査って本当になんでもあるんですよ!!ご興味などありましたらお気軽にご連絡下さい。
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