検査⑤尿検査

記事
コラム
尿検査
尿定性検査について説明します。


定性とは

言葉や文字で表すこと指します。
*例えば陰性や陽性または(+)or(-)など


尿定性検査でわかること

( )内は基準値になります。
*参考書や施設によって多少の違いがあります。
・PH(5~8)
・比重(1.005~1.030)
・白血球(-)
・潜血(-)
・亜硝酸塩(-)
・ウロビリノゲン(±)
・ビリルビン(-)
・タンパク(-)
・ケトン体(-)
・糖(-)

検査項目説明

それでは順に見ていきましょう。
・PH
酸性かアルカリ性をみる
・比重
尿の濃さがわかります
・白血球
腎臓や膀胱などの炎症反応で陽性になります
・潜血
肉眼では見えない程度の出血をみています。
膀胱炎、腎炎、前立腺炎
・亜硝酸塩
尿中に細菌がいる場合で陽性になります。
尿路感染や膀胱炎
・ウロビリノゲン
肝機能障害や便秘などで陽性になります。
・ビリルビン
肝臓の機能を反映しています。
・タンパク
腎機能の低下で陽性になります。だた、運動後やストレスによっても陽性になることがある。
・ケトン体
飢餓状態、嘔吐、下痢、脱水などで陽性になります。
ダイエットなど食事制限している方では陽性になってしまうことがあります。
・糖
尿中から糖が出ているという事は血糖値も高い可能性があります。
もしかすると、糖尿病の可能性も・・・


尿定性検査は採血とは違い痛みを伴わない検査として優れています。また、尿検査で全身を見る事も可能な検査になっています。だた、少し注意が必要な場合もあります。
採尿時に中間尿を採尿します。
この中間尿とは初めの尿は捨てる。そのあとに採取する尿を採尿する。最後の尿は捨てる。

また、できれば女性の場合は月経周期による影響や尿道周囲の異物が入らないようにすると誤差が生じにくくなるこがあります。

最後までご覧いただきありがとうございます。

何かご相談などありましたらお気軽にご相談下さい。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す