ツイノベ 346-350

記事
小説
今年も夏が侵略してくる。去年は地球温暖化でついに秋が消滅してしまった。このままでは冬までもが夏に支配されるだろう。恋の予感、淡い期待。夏はキラキラとした幻想を見せて人間達を弱体化させてくる。春に溜め込んだ「地に足の着いた目標」を掲げて、季節防衛軍の最後の戦いが始まった/№346 夏戦争

世界中の白と黒が入れ替わってしまった。パンダやシマウマ、ダルメシアンの柄は白と黒が反転して、オセロの駒と囲碁の石、サッカーボールも白と黒が逆転してしまう。世界中の白と黒が入れ替わる。この未曾有の現象に数日は慌てふためいたけど、世界が混乱に陥ることは、まぁ、特になかった/№347 くろとしろ

去年の夏に行った脱出ゲームのフライヤーが出てきた。あの頃はまだ彼と付き合っていて、将来も見えずにだらだらと同棲を続けていた。今でもきっと彼のことが好きだ。この部屋にはまだ彼との思い出がたくさん残っていた。二度と訪れない夏を思い返す。あの日、私達は脱出できていたのだろうか/№348 脱出ゲーム

3歳になる娘が「きょーはしちゅーのひ、きょーはしちゅーのひ」と朝から気分が高かった。そんなにシチューが好きだったかなと思いながら夜ご飯の準備をする。「すたーすてっきがほしいです」とシチューにお願いする娘を不思議に思ってしばらく考えていると、なるほど。今日は『七夕』だったか/№349 シチューの日

おじいさんはクラブへバイブスを上げに、おばあさんがナイトプールでタピオカを飲んでいると、大きな桃がパシャパシャ。中からは男の子が「ぴえん、ぴえん」と飛び出します。お腰につけたチーズハッドグでハムスター、カワウソ、フクロウを仲間にして、激おこぷんぷん丸を退治しに行きました/№350 令和版桃太郎

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