私が、自分と向き合い続けてきた本当の理由

私が、自分と向き合い続けてきた本当の理由

記事
コラム
「もう終わった過去なのに、
なぜこんなにも苦しいのだろう」

私は長い間、そんな疑問を
抱えて生きてきました。

子どもの頃に受け取った言葉
傷ついた出来事
認めてもらえなかった寂しさ

大人になって環境が変わっても
ふとした瞬間に昔の感情が
よみがえることがありました。

そのたびに

「いつまで昔のことを
引きずっているんだろう」

「もう大人なのだから
乗り越えなければ」

そうやって、また
自分を責めていました。

でも、何度も自分の
心と向き合う中で
私はあることに気づいたのです。

それは、私が苦しんでいたものは
私一人だけの問題ではなかった
ということでした。

家族の歴史を振り返ってみると
そこには何代にもわたって
受け継がれてきた価値観や
生きづらさがありました。

「立派な人間に
ならなければ価値がない」

「弱音を吐いてはいけない」

「できない自分は
認めてもらえない」

そんな目に見えないメッセージが
知らないうちに親から子へ
そしてまた次の世代へと
受け継がれてきたように感じています。

もちろん、誰かを
責めたいわけではありません。

親も祖父母も、その時代の中で
必死に生きてきたのだと思います。

愛し方を知らなかったのではなく
愛された経験が少なかっただけ
なのかもしれません。

傷つけたかったのではなく
彼ら自身も傷ついていたの
かもしれません。

そう思えるようになったとき
私は初めて家族を見る目が
少し変わりました。

でも同時に、こうも思ったのです。

「この苦しみを、
ここで終わらせたい」

と。

私の大切な姪っ子や
これから出会う人たちには

「頑張っているから価値がある」

ではなく

「あなたは、あなたの
ままで大切な存在だよ」

そんなメッセージを
渡していきたい。

そのためには、まず私自身が
ずっと否定し続けてきた自分を
受け入れる必要がありました。

怒っている自分。
嫉妬している自分。
弱い自分。
寂しがっている自分。
情けない自分。

今まで「こんな自分はダメだ」と
切り捨ててきた部分こそ
ずっと私に気づいてほしかった
のだと思います。

だから私は、何年もかけて
自分と向き合ってきました。

苦しかった出来事を
思い出しては涙を流し
言葉にならない感情に
耳を傾けてきました。

それは過去に
戻るためではありません。

過去に置いてきてしまった自分を
今の私が迎えに行くためでした。

もし今、昔の傷が
突然痛み出すことがあるなら。

それは、あなたが
弱いからではないと思います。

ずっと一人で耐えてきた
あの頃のあなたが

「今なら、聞いて
もらえるかもしれない」

そうやって、静かに扉を
叩いているのかもしれません。

過去は変えられません。

でも、過去の自分との関係は
今からでも変えていくことができる。

私は、自分自身の
人生を通して、そう感じています。


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