心がどこか遠くにいた私が、今ここを感じられるようになるまで

心がどこか遠くにいた私が、今ここを感じられるようになるまで

記事
コラム
グラウンディングとは
「今ここに、安心して存在すること」

私は30年以上
その感覚を知りませんでした。

身体はここにあるのに
心はどこか遠くにいる。

生きているのに
ちゃんと生きていないような感覚。

今思えばそれは
インナーチャイルドが
現実から身を隠していた状態
だったのだと思います。

たとえば──

怒られているのに
心がスーッと遠くへ行ってしまう。

楽しいはずの出来事でも
なぜか心が動かない。

気づいたらぼーっとして
時間だけが過ぎている。

でも当時の私は、
それが当たり前でした。

「つらい」という感覚すら
はっきり感じられなかった。

ただ一つあったのは、

理由のわからない生きづらさ。

インナーチャイルドは
あまりにも現実がつらいと

「ここにいたら傷つく」
「感じたら耐えられない」

そう判断して
心を切り離します。

それは逃げではなく
生き延びるための知恵。

当時の私の中の小さな私は、
必死に自分を守っていたんです。

私が「地に足がついていなかった」
と気づいたのは、
心理セラピーを受けたときでした。

セッションで起きたのは、
大人の私の理解ではなく
子どもの私の感情の解放。

怖かった
寂しかった
わかってほしかった

そんな声が一気にあふれ出て
私は小さな子どものように
泣きじゃくりました。

そして次の日。

キッチンに立った瞬間
突然、身体の感覚が変わったんです。

あれ?
私、ここにいる。

足の裏が床についていて
呼吸をしていて
ちゃんと「今」にいる。

それはまるで

長い間どこかに
置き去りにされていた
インナーチャイルドが

やっと身体に戻ってきた
ような感覚でした。

グラウンディングとは、
単に「地に足をつける」ことではなく

怖くて離れていた現実に
もう一度、安心して戻ること。

インナーチャイルドが
「ここにいても大丈夫」
と感じられたとき

自然と身体に戻り
現実を感じ始めます。

フワフワして生きてきた人は

それだけ
感受性が強く
傷つきやすく
優しかった人。

だから心が
現実から離れる必要があった。

それは欠点ではなく
生き延びるための選択でした。

これからは

スピリチュアルな感性も
直感も大切にしながら

同時に
インナーチャイルドを
「今ここ」に迎え戻す。

大地に足をつけて
安心しながら生きる。

そんなバランスを
一緒に育てていけたらと思います。

もしあなたが今

・現実が遠く感じる
・ここにいない感覚がある
・生きづらさの理由がわからない

そう感じているなら

それはあなたの中の
小さな子が
まだ怖がっているだけかもしれません。

その子の声を
無理に変えようとせず
まずは一緒に聴いてみませんか。

あなたの内側にいる
小さな存在に
やさしく寄り添う時間を
大切にしています。


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