”愛し下手”な人が抱える問題(パーソナリティ障害)

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占い
こんにちは!
くまのうち先生です。

現代人は皆、多かれ少なかれ
パーソナリティの問題を抱えています。

本当は人を求めているのに
人とうまく繋がれない
愛したいのにうまく愛せない、
だから不安で不愉快な気持ちになる。

あるいは、
自分の思い通りになる存在だけを愛し
思い通りにならない存在を攻撃してしまうなど。

症状は多岐に渡りますが、
パーソナリティ障害のことを
知ることで苦しさや辛さの性質が分かり
対処しやすくなるのではないでしょうか。

パーソナル障害

パーソナル障害とは偏った考え方や行動パターンのため、
家庭や社会の中でトラブルを起こしてしまう状態です。

そうやって無理な生き方を強いられた結果、
うつ、引きこもり、アルコールやギャンブル、
買い物の依存、虐待、家庭内不和や暴力、
仕事での人間関係への不適応、
非行や犯罪という形で表れます。

パーソナリティ障害かどうか見極めるポイントは、
本人または周りの人々が偏った考え方や行動のために
かなり困っている状態にいるということ。

やっかいなことに
本人には自覚がなかったり
困っていなかったりするので、
周りの人々を振り回すことになります。
パーソナル障害は自己愛の障害
という面を持ちます。

自己愛とは
自分を大切にできることであり、
人間が生きていくうえでもっとも基本的な能力です。

ところが
パーソナリティ障害の人は
自己愛が強すぎて自分にこだわりすぎたり、
逆に弱すぎて自分を大切にできません。

パーソナル障害にはいくつかタイプがあり、
どのタイプも極端な偏りのためにうまく周りの人々に
溶け込めず苦しさを抱えています。

境界性パーソナリティ障害

傷つきやすいことや、愛し下手である点も
パーソナル障害には共通しています。

それが原因で
尽くす愛、溺れる愛、貪る愛
押し付ける愛、愛せない愛、試す愛、
愛の歪みやバランスの悪さが、
などが本人やパートナーを
苦しめることになるのです。

そんなパーソナル障害の中でも代表的なのが

境界性パーソナリティ障害
通称”ボーダーライン”

境界性パーソナリティ障害の特徴として現れるのが、

元気だと思えば次の瞬間には
どん底に落ち込んでしまう。

一人でいるのが苦手だけど、
些細な事で傷ついてしまう。

パートナーの心が離れてしまう
のではないかと不安で落ち着かない。

自分を傷つける、
自傷行為や自殺企図が多いのも特徴です。

気分、対人関係、行動といった面での変動が激しく、
短い間にくるくる状態や態度が
変わってしまいます。

近年このような
境界性パーソナリティー障害が
増えてきているといわれています。

この症状は特に女性に多くみられます。

原因は幼少期にある

なぜ今、このような悩みを
抱える人が増えているのか?

沢山のケースはあるが、
共通しているのは、
「必要な時期に必要な愛情が適切に注がれなかった」
ということです。

境界性パーソナリティ障害の人は自分のことを
嫌い、醜く、存在価値がない
感じる傾向にあります。

こうした深い自己否定感は生まれつきのものでなく、
親との関係で出来たもの。

必要な時期に親から十分な愛情と保護を
与えて貰えなかったのが原因です。

何かの事情のために親、とりわけ母親から
最初の自立するときに
愛情や関心が適切に与えられないと、
子どもは親を卒業できずに
求めこだわり続けるようになります。

肯定し、とことん向き合う

親やパートナーなど周りの人たちは
境界性パーソナリティ障害を持った人と
どのように接すればいいのか?

これには2つの視点が求められます。

一つ目は
「親の意識を見直すこと」

親が自分の思いではなく傷ついた子どもの
気持ちになって受け止められるように
なることが重要です。

境界性パーソナリティ障害は
うつや自傷行為といった
問題から表面化することが多いですが、
その根底には、我が子に失望した親の対応が
子どもの気持ちをこじらせてしまうケース
がほとんどです。

親の思い通りにしようとするのではなくて
ありのままの子どもを認めてあげる
そして子どもの苦しさを
受け止めて根気よく見守っていくと、
「失敗しても分かってもらえる」
という安心感と信頼感が
生まれて改善に向かい始めます。

二つ目は
「一貫した態度で付き合うということ」

いい時も悪い時も変わらない態度で付き合うのです。
何度同じトラブルを繰り返したとしても、
「とことん付き合うよ」
といった姿勢が子どもに伝わると
安心感と信頼感が生まれます。

子どもの頃に得られなかったその子をまるごと肯定する。
安定した愛情を、赤ちゃんから
育て直すようなつもりで与えるのです。

親子の関係が改善し、
親が子どもの安全基地になれることが改善への
大きな一歩となります。

-まとめ-

私たちはつまずいても、
また立ち上がることができます。

今現在、
パーソナリティの問題を
抱えている人も、
自分の生かし方や、
人との繋がり方が分かれば
「パーソナリティ・スタイル」
と呼ばれる個性として、
自分を輝かせること事もできます。

そして、周囲にこの問題を抱える人がいる場合は、
相手を否定せず、責めず
いったん全てを受け止めて下さい。

決して無理に相手を変えようとせず、
「気付いて変わっていく」態度を
根気よく待つことが大切になります。

ではまた!

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