親から愛されなかった人に残る障害

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占い
こんにちは!
くまのうち先生です。

人間の人格の土台は3歳くらいに形成され、
10歳くらいまでに確定するといわれています。

そんな幼少期に何らかの原因で親との愛着形成が
うまくいかないと、
自己肯定感が持てず、対人関係や
ココロのコントロールに問題を起こしてしまいます。

そんな状態のことを愛着障害といい、
本日はそんな愛着障害に悩む人に向けての記事を
書いていこうと思います。

私たちが、感じる生きづらさには様々な
ものがあります。

”人に気ばかり使って疲れてしまう”
”自分をさらけ出すことに億劫になる”
”人と交わることを心から楽しめない”
”損だと分かっていても意地を張ってしまう”

しかし、
「これが、私の性格だから」
と諦めていませんか?

もし、そんな生きづらさを感じているとしたら、
もしかするとそれは、あなたの中の
「愛着の特性」に課題があるのかもしれません。

愛着障害とは

人が幸せに生きていくうえでもっとも大切なもの、
それは、

「安定した愛着」

愛着とは人と人との絆を結ぶ能力のことを言います。

人はそれぞれの愛着スタイルを持っており
その愛着スタイルによって、
対人関係、愛情生活、仕事の仕方、人生に対する姿勢、
これらに大きく関わってきます。

安定した愛着スタイルを持つことができた人は
高い適応能力を示しています。

人とうまくやるだけでなく、
深い信頼関係を築くことができる。
どんな相手に対してもきちんと自分を主張できる。
同時に不要な衝突や、孤立を避けることができる。
困ったら助けを求めたり、自分の身を上手に守ることで
ストレスから鬱になることも少ないです。

ところが
幼少期や育成過程において
何かしら傷を追うような体験や、
ストレスで愛着の部分が不安定になったまま
その後の人生を進めてしまう
逆のことが起きてしまいます。

そんな愛着の傷には様々なものがあります。

”親と死別した”
”幼い頃に親に捨てられた”
”親からの虐待、育児放棄”
”両親の喧嘩が絶えない環境”
”親からいつも否定され続けた”
”親の都合や期待ばかり押し付けられた”
”再婚などにより親の愛情が他の存在に奪われた”
”親が自分より他のきょうだいばかりをかわいがった”
”親が自暴自棄な振る舞いをしたり、自殺を図ろうとした”
など。

そんな環境下で育った人は、
人に異常に気を使って疲れたり、
自己アピールできずに孤立したり、
相手に合わせすぎて自己嫌悪に陥ったりという
傾向が多くみられます。

その他にも

”いつも心は冷めきっていて何事にも
本気で取り組めない”

”頭では損するって分かっていても
意地を張ってぶっ壊してしまう”

そんな悩みを持つことも特徴の一つです。

「回避型」と「不安定型」

あまり子どもにかまわない親のもとで育つと、
子どもは辛い経験を封じ込めて、
やがて人に期待しなくなります。

そして親密な対人関係を避けて
引きこもりがちになります。

これを、
「回避型の愛着スタイル」といいます。

一方で子どもに過干渉な親のもとで育つと
親の顔色ばかり見て、合わせるようになる。
相手に嫌われていないかと人の反応に敏感になります。

これは、
「不安型の愛着スタイル」
といいます。

養育環境には様々なタイプがありますが、
もっとも早くから知られていたのは
「親の不在」です。

愛着の形成には「臨界期」
と呼ばれる敏感な時期があり、
その時期に母親を奪われると、
深刻な障害が残りやすくなるのです。

愛着という「安全基地」

子どもは愛着という安全基地
しっかり確保されているとき安心して
外界を冒険しようという意欲を持つことができます。

逆に母親との愛着が不安定で安全基地として
十分機能していないとき子どもは
安心して探索行動ができせん。

その結果、
知的興味や対人関係においても、
無関心になったり消極的になたりしやすいのです。

幼い頃にしっかり守られて育った人は
大人になってからも自分をうまく守ることができ、
外界のストレスにも強いです。

安全基地とは具体的にいうと、
不安なときに一緒にいてくれる、
何者でもない自分を受け入れてくれる
そういった安心感を得られる存在。

つまり「心の拠り所」です。

誠実に向かい合ってもらえ、
何でも話せる人を持つことが
心身の健康を守るためにも、
遅着障害の克服のためにも必要です。

家族、友人、恋人、教師、
カウンセラーといった専門家など
誰でもいいです。

傷つけられたり、説教されたり、
秘密を洩らされたりする心配なく
何でも話せる人をもつこと
愛着障害克服の第一歩になります。

そして、あなた自身が誰かの
安全基地になって下さい。

その時大切にして欲しいのが
「共感性」
相手の言葉を受け入れて、
反応し共感を伝えることで
他者との愛着が芽生えて
心の安定を育むことができます。

自分自身の安全基地が見つかる、
または、
自分自身が安全基地になることで、
自己肯定感が高まり、心の安定に繋がり、
ひいては周りも幸せにすることができます。



-まとめ-
愛着の原点は親との関係で育まれます。
愛着障害はそのプロセスでつまづいた結果。

親子の間で十分に形成されなかった愛着は
大人になった今、他者との関係で補うしかありません。

そして、
愛着障害を無事克服したあかつきには
理由のない自己嫌悪に陥ることがなくなり
常に前を向いて生きていけるようになるでしょう。


ではまた!


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