偉人の言葉って、ものすごいパワーがあるよね。
今日はメンタルが散々に乱れる日々だった。
✅ あるクライアントからの、1ヶ月以上遅れている報酬の支払いの話が進まずイライラ
✅ あるプロモーション案件の、決済トラブルで売上が上がらずイライラ
✅ 眠れなくてイライラ
など、「お前はどれだけイライラすれば気が済むんだ」とツッコミたくなる位、嫌なファクターが目白押しだった。
それでもガマンして仕事に取り組んでいたが、どうしても能率が上がらず、今イライラしていることを全て書き出した。
仕事中にイライラしたら、まずは紙に書き出してみよう。
書き出すのは、自分の悩みを可視化して、客観的な対処方法を導き出すため。
すると、心の中で秘めたままだとただのイライラ案件だけど、書き出してみれば「何だ。俺は自分の思い通りにいかないからイライラしてるんだね」と自分で自分に共感できるようになった。
この共感がものすごい重要。
イライラをしずめるために、例えば、
「いや、そのイライラに何か意味があんの?怒ってもムダなんだからやめなよ」と突き放したような解決策を提示するのと、
「そうか、俺はイライラしてるんだね。自分の思い通りにいかないと、ムカつくよね。でも、それは俺から見た話であって、相手もそう思っているとは限らないよ」と共感した上で新しい提案をするのとでは、
イライラからの解放という同じ目的であっても、心象が天と地ほども違う。
ちなみに、話は少し脱線してしまうが、
フリーランスはメンタル管理命
だと思う。
会社にいれば、先輩や上司が叱ってくれるけど、自営業の場合、そうは行かないからだ。
営業や仕事はもちろんのこと、メンタル管理も全て自分。
が、このメンタルが乱れれば、お客様への対応しかり、提供するサービスしかり、全てに悪影響が生じる。
だから私はメンタルが乱れたら、なるべく早めに対処するようにしている。
対処法として、よくやっているのがこの悩みの書き出しだ。
フリーランス歴3年目の私が教える、メンタルかんたん管理術
やり方は簡単。
・メモに自分の悩みを書き出す
・メモを見直して、自分の感情に共感する
・解決策を考えて書き出す
たったこれだけ。
今回私は、その超絶イライラへの解決策として、尊敬している徳川家康の遺訓を声に出して読み直す、というのをやってみた。
ちなみにその遺訓とはこちら。
遺訓のおおよその意味(さとし意訳)
人の一生は重荷を負って遠き道をゆくが如し いそぐべからず(人の一生というのは、重荷を背負って遠い道を行くようなもの。だから急ぐな)
不自由を常とおもへば不足なし(不自由が普通だと思えば、不足になるようなものはない)
こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし(欲が生じたら、苦労した時のことを思い出せ)
堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ(我慢は、何事もなく平和に生きるための基礎。怒りは敵だと思いなさい)
勝事ばかり知てまくる事をしらざれば害其身にいたる(勝つことばかり知って、負けることを知らなければ、そのうち、その弊害が自分の身に降りかかる)
おのれを責て人をせむるな(自分を責めるのであって、人を責めてはいけない)
及ばざるは過たるよりまされり(及ばないのは、やり過ぎよりマシである)
特に「堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ」(「我慢は、何事もなく平和に生きるための基礎。怒りは敵だと思いなさい」という意味)というのが強烈に刺さった、まさに今の私を指し示していたから笑
私はこの遺訓を何度も読んだ後、メモに「家康を見習おう。辛抱強く待てば、必ず勝機は訪れる」と書いて自分を励ました。
それでようやく、カッカしていた自分の感情がおさまってきた。
ただ、それでも完全に鎮火とまではいかなかったので笑、
家康って普通にすごくね?
感情が湧き上がるたんびにその遺訓を読むようにした。
まさに家康によるコーチング笑
しかし、「堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ」という言葉くらい、自分の怒りやイライラをしずめてくれる言葉ってないよね。
最高のアンガーコントロール(アンガーマネジメント)だと思う。
こんな素晴らしい言葉を400年も前に生み出して世に遺してるんだから、家康公って本当に凄いよね。
とにかく、おかげでイライラクライシスから立ち直れた。
家康公、本当にありがとう。
あなたももし、短気やイライラで悩んでいるんだったら、この「堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ」という言葉をささやいてみて欲しい。
すぐに怒りをしずめてくれるから。