葛飾北斎に現代のビジネスのあり方を学ぶ

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ビジネス・マーケティング
何でも学べる時代だからこそ、
真に求められるのはたった1つのことを極めた人。
昨日、『北斎づくし』という葛飾北斎の画展に行った。

私は、どんな芸術であっても、必ず最終的にその人が遺した言葉に行き着くのだが、

その展示会でも例に漏れず、私は北斎の遺したある一文に目が釘付けになった。

未来 北斎.jpg

(原文とその意味)
己 六才より物の形状を写の癖ありて 半百の此より数々画図を顕すといえども
(私は、6歳の時から物の形を描き写す癖があった。それで、50歳ぐらいの頃からたくさんの絵を書いたけれど、)

七十年前画く所は実に取るに足るものなし
(70になる前に書いたものはどれも取るに足らないものばかりだった)

七十三才にして稍(やや)禽獣虫魚の骨格草木の出生を悟し得たり(しかし、73歳になってようやく、生き物や植物の形をいくらか描けるようになった)

故に八十六才にしては益々進み 九十才にして猶(なお)其(その)奥意を極め(だから86歳になればもっと絵が上手くなり、90歳にもなれば奥義を極め、)

一百歳にして正に神妙ならんか 百有十歳にしては一点一格にして生るがごとくならん(100歳に至れば神の域に少しは達するであろうか。更に、100歳を超えれば描く一点一点が、命を得たかのように生きたものとなるだろう。)

願わくは長寿の君子 予言の妄ならざるを見たまふべし(長寿の神よ、私の言葉が妄言ではないことを見ていてください。)
最も印象に残ったのが、『七十年前画く所は実に取るに足るものなし(70になる前に書いたものはどれも取るに足らないものばかりだった)』という言葉。

私はこれはビジネスにも言えるのではないかと思う。

ビジネスってそんなに甘くないよね?

私は仕事柄、副業や起業を志す人と話すことが多い。

が、途中で諦めてしまう人がほとんど。

ちょっと上手くいかないから、全然稼げないからと言って諦めてしまう。

物事を極めるとか、をの対価としてお金を頂くことってそんなに甘くないよね。

北斎は、6歳から絵を描き始め、19歳の時に当時の人気絵師のもとに入門して本格的に絵の修業を始めた。

しかし、必死に描いても、なかなか芽が出ず、35歳くらいまで二流絵師に甘んじていた。

でも、目の前で兄弟子に絵を破られるという壮絶なパワハラを受けても、絵を描き続けた。

そして、75歳でさっきの言葉を残す、絵へのひたむきな情熱。

現代のビジネスの本質とは?

確かに、ビジネスや副業は良いことばかりじゃない。

お客様にクレームを言われたり、何十件も営業しても誰も買ってくれなかったり。

それでもやる。やり続ける。

そして、数年やった位で慢心せず、ひたすら自分の腕を磨き続ける。

これがビジネスの本質なんじゃないかと思う。

どんな業界にもライバルが多すぎて、ただ商品を出しただけでは稼げない今、本当に目指すべきは専門化。

「この業界では私に並ぶ人なんていない」と面と向かって大声で言えるくらい、自分の得意な分野を磨きに磨く。

SNSやネットの発達で、私達は何でも学べるようになった。何でも習得できるようになった。

でも、だからこそ、他の人では到底及ばないくらい1つのスキルを磨いた人が光る時代だと私は思う。

私達がどうすべきか、北斎が教えてくれる

北斎展には、5、60代のシニア層を中心に、私のような3,40代の中年層、そして10、20代の若い人たちとあらゆる世代の人たちが来ていた。

きっと、皆はっきりと言語化はしていなくても、本能的に憧れを感じるのだろう。

何でも手に入って、何でもできる今だからこそ、絵を描くという1つのことしかやらなかった北斎に。

1つのことを徹底的にやり抜く、これが現代のビジネスの最適解だと私は思う。

P.S


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