顧客を絞らないヒット商品づくりの方法

記事
ビジネス・マーケティング
前回
ヒット商品を作るポイントは
「顧客を絞りすぎない」こと



とお伝えしましたよね。
そう、そう



あの「USJ」の事例です。


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思い出されてきましたか?



前回の内容を読んでない方は
こちらから読めます。



前回は「顧客を絞らず、逆に顧客を広げて
どうやってヒット商品をつくるのか?」
というところで終わっていたので



今回はその答えをお伝えしますね。



なのでテーマは…



ヒット商品を生み出すために
「顧客(市場)を絞るのではなく
 何を絞ればいいのか?」


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で、お伝えていきます。




     前回の振り返り


簡単に前回の内容を振り返ってみましょう。



前回はヒット商品をつくるポイントは
顧客を絞り込みすぎないことと
お伝えしました。



なぜならば「顧客」を一部の人たちに
限定してしまうと、アプローチする市場が
狭くなってしまうからです。



USJはオープン当初は
「ハリウッド映画のテーマパーク」を
コンセプトにして差別化をはかりました


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しかし「映画に関心のある人」
とくに若い女性にしか響かず
売上不振になってしまいます。



そして新たに
「世界最高のエンターテインメントを
 集めたセレクトショップ」


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というコンセプトに転換し
アニメやマンガも取り込んだ
アトラクションを導入したところ



若い女性からファミリー層を取り込め
売上不振が解決できました。



このように
「顧客を絞ったコンセプト」から
「顧客を広げたコンセプト」を打ち出せば
ヒット商品が生み出せるのです。



  顧客を絞らず何を絞るの?


ここからが今日の本題です。



顧客を絞らずに「何を」絞れば
ヒット商品がつくれるのでしょうか?
その答えは
「働いている管理職の40代女性」などの
「属性」で絞るのではなく



40代女性の人たちの悩みや欲求の
「共感ポイント」で絞ることです。


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  共感ポイントで絞るって?


人は商品の特徴に関心があるのではなく
その商品から得られる結果に関心が
ありますよね。



ということは顧客が抱えている「悩み」や
「欲求」に「共感」することが商品には
一番大切なことです。



例えば、USJでいえばオープン当初の
「ハリウッド映画のテーマパーク」は
「映画が好きな人」という属性で
絞り込んでいます。



それに対して



売上不振を解決した
「世界最高のエンターテインメントを
 集めたセレクトショップ」と言う
コンセプトは



「映画やアニメ、マンガなどの
 架空の世界を現実で楽しむ」という



「映画好きな人」も「ファミリー層」
「カップル層」も共感できる
「共感ポイント」で絞り込んでます。



       まとめ


このように、「映画が好きな人」といった
顧客の属性で絞るのではなく



本質的で見えない「共感ポイント」を
みつけて絞ることが大事なのです。



さんも商品づくりをするときは
顧客の属性ではなく、顧客は広く考えて
その人たちの「共感ポイント」を探して
みてくださいね。

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