フリーペーパーの編集社にグラフィックデザイナーとして就職したのが20年前。編集長の仕事を経て、広報・マーケティングの世界で長く仕事をしてきました。
そして、なんやかんやでWebデザイナーになってはや15年。今は、Wordpress講師 兼 Wordpressのカスタマイズおたくでもあります。
商業デザイナーの役目は利益をもたらすこと。だけど…
始まりがフリーペーパーということもあり、「自分はデザイナーだけど、アーティストではなく商業デザイナ―」という意識で仕事をしています。
商業デザインの目的は『クライアントに利益をもたらす(物を売る、集客するなど)』で、それを実現するのが役目です。
しかしそんなふうに思いながらも、インターネットの世界の商売については、ただ遠くから眺めているだけのような状態が長く続きました。
集客/マーケティング/SNS運営 学びなおして発信中
ところが今年になり、「Webマーケティングに完全に取り残されている! マズい!」と思うことが重なったため、改めて勉強をすることにしました。
そして今は、Web集客/Webマーケティング/SNS運営などを学び、学んだことを発信するブログを運営しています。
手に入る知恵や知識は大量にありますが、サイトに載せきれない“こぼれ話”のようなものを、ここに少しづつ書いていけたらいいなと思います。
(Webデザイナーになるとは思っていなかった20年前)
ロゴの効果/反復呈示で効果アップ
さっそくですが、「ロゴ」について学びなおしました。デザイン方法ではなく、見た人の心理…マーケティング寄りのお話です。
同じものを何度も見かけることを「反復呈示(はんぷくていじ)」や「単純接触」と言います。
人には、反復呈示の回数が多いものに好感を持つという仕様があります。
この仕様を利用しているのが、商品やサービスを宣伝するテレビCMやWeb広告。
CMの際、『ロゴ』も一緒に見せられますが、そのロゴも、反復呈示の回数で好感度が変わるそうです。
そしてロゴの近くに書かれた「文字列」が好感度に影響を与えるそう。
[ ロゴと文字列(キャッチコピー)を合体させたデザインもよくあります ]
2種類のロゴを、反復呈示の回数を変えて見せ続けたあと、どちらのロゴが好きか選んでもらうという実験がされました。
当然ながら、反復呈示数の多いロゴのほうが選ばれた。
その際、ロゴの近くに書かれた文字列が「選んだ理由」として良い影響を与えていたそうです。(※)
たしかに人は、自己矛盾を避けるために「好きな理由」や「嫌いな理由」を作りたがります(変な理屈の理由でもOK)。だとしてもこれには驚きました。
Webサイトではロゴの近くにキャッチコピーを書くことがありますが、同じようなことは起きるのだろうか? 勉強を続けなきゃなあ…と改めて思った学びでした。
(つづく)
※参考:J-STAGE|心理学研究/もっともらしい理由による選択の促進
ランディングページ(LP)のデザインも始めました。
今井きい ポートフォリオ
過去のデザイン制作実績をまとめたポートフォリオもあります。20年分を少しづつアップしています。
※プロフィールからもご覧いただけます