アイデアって必要なの?

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ビジネス・マーケティング
こんにちは、アイデア考房です。

アイデア発掘や特許の仕事をしていて、アイデアってなんだろう?と思うことがあります。”アイデアだけでは、何の役にも立たない。実行しなければ価値を生まない” なんて言う人もいます。

アイデア発想を支援することを業としている身としては、変な感じなのですが、本当に単純なアイデアを発想するってことが必要なのかと思うこともあります。実行の中で、さまざまな経験をしながら、アイデアを修正して、最適なものに近づけていく。

何かを実現したいときには、行動そのものが必要で、自分で提供している単なるアイデアって、そんな価値がないんでは、と考えてしまいます。

アイデアは効率化のため


特に自分が提供しているサービスのような、単に思考の中で導かれたアイデアは、それだけでは実行できるか、また実行できても成功できるかわかりません。このような場合のアイデアは、成功に向けての様々なToDoを効率化させるためのものだと思っています。

アイデアは仮説です。何かしら未知の領域に入る時、どこから、どんな入り方をすればいいのか、決められない時があります。そんな場合、一旦アイデアで仮説を立ててから、実行してみて、検証する。この入り方がまずいとおもったら修正する。仮説のどの部分を修正すべきか考える。

思考の中で、対象が決まっていないと、効率性は下がります。なんでも自由に考えていいですよ。と言われるよりも、この問題について考えましょうと言われた方が、具体的な動きにつながると思います。アイデアは実行フェーズを軌道に乗せるための仮説であり、必ずしも成功が保障された最終形ではないと思っています。

アイデアは自分自身を振り返るもの


特にアイデア考房で提供しているアイデア発想のサービスなど第三者からのアイデアの視点は、自分自身の思考パターンを振り返るきっかけになるはずです。私たちは無意識のうちに、多くの経験と知識を活用してアイデアを発想し、良いと思われるアイデアを選択しています。

この発想と選択のパターンは自分でもそうですが、なかなか逃れることはできません。どうしても、同じような考え方でアイデアを発想してしまいます。自分のアイデア発想の幅を広げる手法はいろいろとあるのですが、全ての人がその方法を知り、習得するのは難しいかもしれません。

そんな時は、第三者からのアイデアを自分で受け取り、自分の思考パターンになかった点を探すのも価値があります。自分自身を振り返り、今までの知識や経験から構成してきた思考パターンに新しいパターンを付け加えることができます。これを成熟させれば、自身のアイデア発想の幅が広がると思います。

アイデアは自身のポジションを作るもの


これは特に企業などの組織の中で、アイデアを発想し、実行することを求められている場合です。アイデアを考えたら、企業でしたら企画にまとめて誰かにプレゼンする機会が出てくると思います。

その時、あなたのアイデアを聞いた人は、そのアイデアの内容や含まれる言葉からあなたと言う人がどのような人であるのか、一人一人がその判断基準を決めているはずです。例えば、子供に関わるアイデアを多く発想するひとは、子供に接する態度がやわらかい、温かみのある人と思われるかもしれません。

組織の中でのポジションは何かを実行したい時に重要なものです。アイデア発想による自身の多様な側面をアピールする機会があれば、組織の中で有利な案件に引っかかることが多くなるかもしれません。例えば、ある案件を任せたいと思っている人が、あなたのアイデアから連想するあなたの特性にとても合っていると思った場合、その仕事はあなたのところに来るかもしれません。

これは組織内だけの話ではありません。私の仕事でもスタートアップや新規事業の方々の発明を支援することがあります。この発明はもちろん特許権として、独占権や排他権を実行するためにも使えますが、これから事業を始めるために、自分自身の目指す姿を体外的にアピールすることにも使えると思います。いい発明をした人は、優れた人なんだというポジションもあるかもしれません。

アイデアには価値がある

アイデアの価値について、最初に述べたように、私自身も色々と迷うことがあります。ただし、アイデアは何かを始めたいと思っている人の第一歩を後押しできるものだとも思っています。

アイデア発想に悩んでいる方向けに以下のようなサービスを提供しています。アイデアはあるんだけど、いまいち抽象的。自分とは違う考え方からアイデアを発想してほしい、など何か課題を感じることがありましたら、ぜひお問合せください。




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