Who Do 〜誰を動かせばいいのか〜

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ビジネス・マーケティング

こんにちは、アイデア考房です。

さまざまなアイデアを実現するためにどうすればいいか。特に新しい企画を動かそうとする時に、チームで共有しておきたいことがあります。それは、
誰を? どのように動かせばいいのか?です。

企業のような組織の場合に、どんないいアイデアでも、それを実行に移すにはさまざまな関係者の協力が必要になります。時にはハードルになってしまう人物もいるかもしれません。

具体的な実行プランを策定する前に、アイデア実現に関わる人たち、特にアイデアを先に進めたい人たちの中で、〜誰を動かせばいいのか〜 Who Do についてもオープンなディスカッションをしておくことが、役立つと思います。

Who Do は時間を決めてブレインストーミングのようなオープンな場づくりが適しています。企業などの組織にいると特に人間関係ではネガティブな話も出てきます。Who Doのディスカッションではなるべくネガティブな話は後にして、前向きに進めるために、誰に、何をしてもらうか、さまざまなアイデアを出し合った望ましいです。

Who Doのディスカッションについて


メンバーは3人〜6人くらいがいいと思います。それよりも少なくても、多くてもできますが、さまざまな意見が出せるように関係する人を集めて協力してもらいましょう。時間はそれほど長く話し合っても、いいアイデアが出るとは限らないので、20分〜45分くらい、長くても1時間くらいでしょう。


Who Doの進め方


1)共感
今回、達成したいビジョンについて誰かが説明し、共有します。いつまでに何をしたいのか、参加者が共感できることを目指します。

2)ビジュアル化
ホワイトボードなどに、誰に? 何を? をタイトルにしたマトリクスを描きます。

3)ディスカッション
参加者に自由に誰に、何をしてもらうかを発言してもらいます。ブレインストーミングの基本的なルールにしたがい、他人のアイデアに乗る、アイデアを発展させてもOKです。

4)進め方のコツ
最初はWho と Do が一度に出ないかもしれません。そのような場合には、まずWho、どのような人に関係してもらうか、を出し合って、その後にDo どんなことをしてもらうか、を出してもらうのもいいと思います。

このディスカッションでは、アイデアを実現するために、どのようなハードルがあるのかを見える化するのが目的です。最初のビジョンを忘れずに、様々な観点からWho Doを出してもらうように働きかけましょう。

よりよいディスカッションのために

例えば意思決定者に自分達の規格を理解してもらいたい、ということだけではなく、次に何をしてもらえれば、進めるのかを考えるように働きかけましょう。このディスカッションではグループの考えが深くなるように導く、ファシリテータの働きが重要になります。
このディスカッションでは誰かに何かをしてもらうことを考えてはいるのですが、一度、自分から行動を引き離すことで、複数の人たちが一つの目標に向かって何をするべきなのか、アクションをはっきりさせる効果もあります。
自分として何をするのか、あなたに何をしてもらたいのか、というディスカッションではバイアスがかかり、遠慮がちなディスカッションになってしまうかもしれません。
WhoDoを明確にしながら、よりよいアクションのためのアイデアを引き出します。

※参考書籍 Game Storming   


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