ジョブ型と創造性について

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ビジネス・マーケティング
こんにちは、アイデア考房です。

最近、”織学”というものを広告などで見かけることがありました。偶然にもこの”織学”ついてお聞きすることがあって、いろいろなことを想像しましたので、ブログに書いておこうと思います。

”織学”とは株式会社織学さんが提供するマネジメントに関わる教育プログラムのようです。詳しくは織学さんのプログラムなりセミナーを受けていただくのがいいかと思うのですが、そのエッセンスは、位置、変化、結果、目標、恐怖 だそうです。又聞きなので、間違っていたらすいません。

自分なりの解釈では、立ち位置を確認し、変化を起こすことによる結果を目標としながら、それを達成しないことの恐怖と対峙しなければいけないという感じでしょうか。目標管理制度に似ているものかもしれません。それとは別に、細かいノウハウが色々と存在するのでしょう。

”織学”については、これくらいの知識なので、これ以上詳しく述べることができませんが、このエッセンスを聞いて、これって最近よく聞くジョブ型雇用に近いものがあるんじゃないか、と感じました。

ジョブ型とは


今まで、私たちが慣れ親しんでいる雇用体系というのは、メンバーシップ型と言うらしいです。メンバーシップ型では会社のメンバーとして雇用され、どのような仕事をするのかは雇用されてから決められたり、途中で変わったりします。

ジョブ型とは明確なジョブディスクリプション、仕事の内容を詳細に決められたものをもとに雇用されます。仕事の内容とその期待される成果について企業と契約をすることで雇用される。つまり、仕事は基本的には変わりません。

ジョブ型への移行


日本以外の先進国ではこのジョブ型の雇用が普通みたいですが、日本では企業は家族であり、終身雇用が約束されてきましたので、メンバーシップ型での雇用が普通でした。しかしながら、グローバルの競争が激しくなると、企業は新しい能力や知識を持った人材を導入し、企業としてのスキルセットを入れ替えながら、事業の方向性を今までよりも短いスパンで変化させることが求められています。

このような環境では、人材をメンバーとし、そのスキルの変革までを企業が担うことは時間がかかり過ぎます。それよりも、元々そのような能力を持っている人を新たに雇用し、企業組織を素早く変化させるほうが理に適っています。


ジョブ型でのイノベーション


”織学”は、自分の立ち位置を認識して変化による成果を目標とすること、それを達成しなければいけないという、恐怖のようなものを感じることが主なコンセプトにあるようです。ジョブ型もコミットした成果を出すことができなければ、企業との契約を継続するのが難しくなるのですから、ある意味、恐怖 を感じるのかもしれません。働く身からしたら、職場で恐怖を感じるのは嫌ですけどね。

個人に必要になる創造性のマネジメント


”織学”にしろ”ジョブ型”にしろ、これからの企業という組織は、目標に対するタスクを分解し、それらを適性を持った人たちに任せるマネジメントが求められるのかもしれません。

私は組織の中での創造性とかアイデアに関わる仕事をしていたりするので、そのようなマネジメントで組織の創造性をどのように発揮するべきか、とても興味があります。イノベーションは管理できるのか、なかなか難しい問題です。

組織の問題は難しい面がありますが、個人の面では創造的な仕事をして、新しいものを生み出すことをコミットする人は、創造性をシステム的にアプローチするスキルが必要になるかもしれません。

今まで新しい企画を考えたりする時には、経験や知識から発揮される勘のようなものが主に用いられてきたと思います。これまで以上に新しい発想が期待されるジョブディスクリプションが設定されたとしたら、経験と勘だけで対処できないこともあるでしょう。もちろん、多くの経験をしてきたベテランならば大丈夫ですが、全ての人がそうなれるわけでもありません。

もしかしたら、ジョブ型の雇用が増えることにより、新しい発想に対して能力を持つ人がよりその能力を生かすことで活躍できる場も増える可能性もあります。そんな時、発想を生み出す、システム的な手法を、より具体的に再現性があるように身につけることが必要になるかもしれません。

アイデア発想について、システム的に取り組んでいます。もしご興味がありましたら、まずはメッセージでご連絡ください。案件の内容によりどのようにアプローチできるか、ご相談させていただきます。





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