情報を集めて、整理する

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。アイデア考房です。

今日は仕事である企業の知財戦略を検討していました。なかなか情報の整理に手こずっています。多くの知財を保持し、その活用にも前向きに取り組まれている企業なのですが、それゆえに、今後の戦略を考えるのに過去から現状までを整理しなくてはなりません。

企業の知財戦略を考えると言うことは、中長期の事業戦略を考えるということに等しいと思います。知財戦略に含まれないのは、資金調達などの財務戦略だけではないでしょうか。

というわけで、企業が保持している知財、そのもととなっている製品・サービス、それらを作り出す企画力や技術力、また人材や組織など様々な要素を整理し、大きな流れを作っていきます。

具体的な整理は既存のフレームワークを使いこなすことが大事ですが、それよりも断片的な情報を繋ぎ合わせていく作業に、最初は混乱しながら取り組まなければなりません。多くの情報の中からパッと文脈を見つけ出す洞察力を持っている人ならばいいのでしょうが、私はそんな能力はないので、いつも地道に情報を整理しています。

情報を全て見える化する


ちょっと話は異なりますが、かだづけコンサルタントで世界的に有名なこんまりさんは、家の中を片付けスペシャリストです。対象にしているものは異なっても、多くの混沌としたものを整理することに長けているといえるんじゃないでしょうか。

そのこんまりさんの片付けのメソッドの最初は、すべてのものを見える化するです。家の中の特に衣類を全て一箇所に集めて、どのくらいの量があるのかを把握する。情報の整理でも同じことが言えると思っています。

なので、情報のインデックスを作ることを最初にします。私の整理は特に普通で、エクセルを使って、全ての断片的な情報を書き出してみるこということをします。始めはあまり整理は気にしなくても、多くの情報を書き出しながら、まとめて表にしたり、シートを分けたりしていきます。エクセルはセル単位でコピペも楽ですし、文字の色、太さ、セルの背景で情報の種類を分けることができます。リンクを貼ることで、情報のドリルダウンをできるようになります。


情報の全体像を描いてみる


エクセルに情報が集まってきたら、本格的な整理を始める前に手書きで、情報の関連を図解してみます。図解と言っても特にフォーマットがあるわけではなく、マインドマップのような形で、何がどのように関連したのかを書き出してみます。昔はノートに手書きだったのですが、今はiPadを使っています。

情報をエクセルを使って集める中で、それぞれ断片的な情報のつながりが頭の中にできてきます。それを一度描いてみると、大まかなことが把握できてきます。それらもデジタル上で行えばいいんのですが、自分としては手書きがフィットします。脳の考える速度に合っているのかもしれません。アナログだとあとでアーカイブがしずらいのですが、iPadの手書きアプリを使い始めてから、その心配もなくなりました。

問いと仮説を設定する


情報を集めるには何かの目的が存在します。情報の全体象がわかり始めたら、今一度、何を問われて、どのような回答をするのか、その仮説を考えてみます。できれば文章として描いてみると、自分が何がわかっていて、何がわかっていないのかが見えてきます。

仮説を支える情報はなんなのか、わかっていないことを補足するには何が必要なのかを考えるなかで、全体像のどの部分にフォーカスするべきかがわかってきます。フォーカスする領域は、先ほどの手書きの全体像に書き加えていきます。こんな時に、コピペややり直しが簡単な、手書きアプリのノートは使いやすいです。

以上の手順は順番に行えるものでもなく、行ったり来たりを繰り返すことが多いです。何度か繰り返すうちに、そろそろ潮時かなと感じたら、それよりも納期が迫ってきたら、最終的な資料として、パワーポイントやエクセルに落とし込む作業を始めることが多いです。

パワーポイントのアウトラインは頭の中にできているので、あとはビジュアル的にどのように見せるべきか、を考えます。このビジュアル化はそれはそれで手間もかかるんですが、自分なりのどのように考えているかは、また別の機会に述べようと思います。

知財戦略とは言わなくても、自分の考えた製品やサービスの知財はどうするべきか。ビジネスモデルに関わる特許を考えたいんだけど、そのような方は以下のようなサービスをやっていますので、ぜひご相談ください。


また、新しいアイデアを考えているが、他の視点が欲しいなんて思われている方は以下のサービスなどもやっていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。



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