これまでのシステム成績(2022年6月17日)

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今週は先週末と比較して、日経平均株価は6.46ポイント、システムに採用した全38銘柄の株価平均は4.36ポイントの大幅反落となりました。
また、システム採用銘柄株価のプラス割合は7.89ポイントの大幅減少となり、42.11%(16銘柄)まで後退しました。

一方、システム成績は0.51ポイントの反落となり、平均資産増減率はマイナス0.47%まで後退しました。
順張り系が0.91ポイント、逆張り系が2.01ポイント、オシレータ系が0.30ポイントの下落となりましたが、その他系は2.82ポイントの上昇となりました。

チャートを見ると、順張り系は反落、逆張り系は下落基調、オシレータ系は横這い、その他系は反発となっています。
また、日経平均株価とシステム採用銘柄株価は急落となっています。

6月17日時点で買い保有状態のシステムは24システムに急増し、全体の63.16%まで達しました。
システム全体では、再び買い優勢に転じています。

個別システムでは、増減率がプラスでかつインデックスに勝っているのは、14システムに増加しました。また、インデックスとは関係なく、増減率がプラスのものは、50.00%の19システムに戻しました。

資産増減率で見ると、味の素が40.99%で首位、トヨタ自動車が34.70%で2位に返り咲き、みずほが25.52%で3位に入りました。 
一方、株価上昇率は国際石油開発帝石が62.77%で首位、アルプスアルパインが36.50%で2位に返り咲き、三菱自動車が35.83%で3位を維持しました。

日経平均株価は、先週末比1,861.29円の大幅反落となりました。週初に836.85円の暴落で27千円を割り込むと、その後も下げ続け、週末には遂に26千円を割り込みました。その間、NYダウも1年5ヶ月振りに3万ドルを割り込んでいます。
次図に6月17日時点の最適トレンドラインを示します。

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直近に新しい下降トレンド6が発生し、先週の直近上昇トレンド5は上昇トレンド22まで衰退しました。
3月9日の年初来安値までまだ1,245.47円ありますが、予断を許さない状況となっています。

さて、ファクターモデルをトレードに適用するには、売買が実現可能である必要があります。例えば、当日株価騰落率を目的変数とする場合には、説明変数として前日大引け以前の情報を用いる必要があります。

当日株価騰落率は(当日終値-前日終値)/前日終値となりますから、説明変数として前日終値(を含む)以降の情報を用いてはならないわけです。
すなわち、前日終値以前の情報を用いて売買判定を行い、前日終値でエントリーする必要があるのです。

しかし、そうなると当然、「鮮度の落ちた」情報に基づいた戦術を取らざるを得ず、統計的には不利な状況となります。
それを避けるために、目的変数として日差の騰落率を用いる方法があります。

これは(当日終値-当日始値)/当日始値を目的変数として用いることで、当日始値以前の情報、例えば前日終値やNY市場の結果などを説明変数に取り込むことが可能となります。
ただし、寄付きでエントリーして大引けで手仕舞うことから、必然的にデイトレードとなってしまいます。

実は、前述した当日株価騰落率を用いると、連続保有が可能なトレードを実現することができます。
何故なら、本来手仕舞うべき当日大引け以前に翌日のシグナルが得られるため、それが当日と同じならポジションを継続すれば良いわけです。

一方、日差騰落率を用いた場合には、そうはいきません。そのため、連続的なトレードを行うためには、例えばギャップ騰落率を用いたシステムを別途用意し、両者を統合した運用を行う必要があります

ファクターモデルではありませんが、同様の戦術を「裏デイトレード改良版」として過去に実施したことがあります。
ファクターモデルの場合は、銘柄の同一性が必ずしも担保されないため、運用には工夫が必要かもしれません。


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