これまでのシステム成績(2022年5月20日)

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今週は先週末と比較して、日経平均株価は1.08ポイント、システムに採用した全38銘柄の株価平均は1.57ポイントの反発となりました。
また、システム採用銘柄株価のプラス割合は2.63ポイント増加し、39.47%(15銘柄)となっています。

一方、システム成績は0.42ポイントの反落となり、平均資産増減率はマイナス0.46%まで後退しました。
順張り系は0.62ポイントの増加となりましたが、逆張り系は変らず、オシレータ系が0.67ポイント、その他系が2.97ポイントの下落となっています。

チャートを見ると、順張り系は回復基調、逆張り系は高止まり、オシレータ系は頭打ち、その他系は反落となっています。
また、日経平均株価とシステム採用銘柄株価は底打ちとなっています。

5月20日時点で買い保有状態のシステムは15システム、全体の39.47%まで激減しました。
NYダウが年初来安値を更新したこともあって、東京市場も不安定な動きとなりましたが、何とか持ち堪えています。

個別システムでは、増減率がプラスでかつインデックスに勝っているのは、12システムに激減しました。また、インデックスとは関係なく、増減率がプラスのものは、47.37%の18システムに減少しました。

資産増減率で見ると、味の素が45.89%で首位、みずほが22.07%で2位に返り咲き、トヨタ自動車が21.95%で3位を維持しました。

一方、株価上昇率は国際石油開発帝石が52.30%で首位、アルプスアルパインが29.03%で2位、日本電信電話が23.33%で3位でした。なお、13日付順位に間違いがあり、アルプスアルパインが21.94%で2位、日本電信電話が3位でした。

日経平均株価は19日時点で24.81円安となっていましたが、翌20日に大きく値を戻して結局311.38円高で引けました。
次図に5月20日時点の最適トレンドラインを示します。

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直近に緩やかな上昇トレンド24が発生し、直近下降トレンド19は勢力を3ポイント落として下降トレンド22に後退しました。先週時点の下降トレンド9は、下降トレンド11となっています。
5月末から6月初めにかけて、年初来安値を更新する可能性は残っています。

さて、トレードにおいて複利が効力を発揮するのは、各トレード毎損益率のバラツキ(標準偏差)が概ね10%以内の場合であることが分かっています(「トレード新思想体系:3(4)複利リターンと単利リターン」参照)。

実はこの要件を満たすのは、かなり厳しいことがはっきりしています。トレード毎に全資金を繰り入れる複利運用では、よほど勝率が高く、損益のバラツキが小さくならない限り、資産増加にはブレーキが掛かりやすくなります。

それを避けるためには、複数のトレードをまとめて1ターンとし、ターン単位で複利運用を行えば良いことが分かります。
その際、各ターン内のトレードは単利運用を基本とします。そうすることでターン内の損益のバラツキを抑え、しいては各ターン間のバラツキを緩和することになります。

これは、各ターン間の標準偏差を低減することに外ならず、ターン単位での複利運用を有効に働かせることができます。
各ターンの期間は任意ですが、十分なトレード数があり、期間設定に恣意性がないことが必要です。

トレード数単位で区切っても良いですが、客観性や集計の容易さ等を考慮した場合、通常は一定期間、例えば1年毎で区切るようにします。
デイトレ等、トレード数が多い場合は、1か月毎でも良いかもしれません。

出入りの激しいトレードが多く、なかなか資産推移が安定しない方は、ターンを区切ってのトレードをご検討ください。
なお、それでもターン毎のバラツキが大きく、そもそもターン単位での勝率が高くない場合は、トレード方法そのものを根本的に見直す必要があります。


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