深い傷を知る者は、希望も深い

記事
コラム
生まれつき親のいない子供
幼少時から虐待を受けていた子供
学校でいじめの対象になっていた子供
誰からも愛されず孤独の中で育った子供
そういった「愛」に飢えた子供たち

そういう子供の多くは、心に深い傷を受けている
誰にも心を開けず、誰をも受け入れることを拒んでしまう
誰も信じられない だけど、常にアガペー(無償の愛)の存在を求めてる
悲しい「負のループ」の中を彷徨っている

そういう不遇な境遇のもとで育ってきた子供は
成長し大きくなるにつれ、大きく三つのタイプに分かれる

・「どうせ自分なんか誰からも求められやしないんだ」
と、自分すら信じられず、悲観的で排他的なコンプレックスに満ちた人と

・「誰からも愛されたい 私はここにいるよ みんな私のことを見て」
と哀れなまでに愛情を求め、自分を「良い子」に演じる人と

・「いつかみてろよ…いつかみてろよ」
と悔しさに満ち溢れんばかりの反骨精神に満ちた、恨みや憎しみを秘めた人

そういう人達の多くは、常に孤独で人一倍の寂しさに飢えている
そういう人達の多くは、冷たく、寂しく、悲しい瞳をしている

そういう人たちに「生きる喜び」を感じてもらうためには
周囲の人たちが、その人の存在を「承認」してあげることが必要だろう
「私は、あなたの存在を認めているよ」
「あなたのことを承認しているよ」
そういうメッセージを心に届けることで 少しずつ 心の扉を開いてくれる

そういう人達は、人並み以上の、ずば抜けた才能や魅力を持っている人が多い
その才能や魅力を引き立たせるためには、称える誉め言葉ももちろん大事だが
強く握手をしてあげたり、ハグをしてあげたり、頭を撫でてあげたりという
非言語的コミュニケーションも同時にしてあげることで、自分の存在を認められたという感情を素肌で感じ取ることができ、より大きな喜びを感じられる

そういった人達に、自分の存在を承認させてあげたら「生きる希望」が湧いてくる

深い傷を知る者は、希望も深い

希望へ向かって、生きる喜びを感じるために、弛まない努力をする

そして生きる喜びを感じられたら、誰にでも優しくなれるし
人の心の痛みに寄り添って 理解することができる尊い人になれる

子供の頃に帰って、心の傷を癒すことはできないが
ヒプノセラピーやチャネリングを受けることで「退行催眠」
を経験したら、ぽっかり空いていたままの心の傷口を
埋め合わせることはできる

現代の精神医学では、薬物療法やカウンセリング、認知行動療法や
作業療法、電気けいれ療法などがあるが、心は、壊れた機械ではないので
そういった物理的、言語的、技術的な療法で治療しても
根本的な、子供の時に受けた心の傷を治すことはできないだろう

心の奥底に存在する潜在意識と対峙させ、封印された子供の時の忌まわしい記憶や、魂(spirit)の領域にまでアプローチし、「自ら癒す力を培う」援助することが、本当の心の癒しにつながるのではなかろうか

本当の精神のケアには、魂(spirit)の概念は欠かせないものであろう
きっと、これからの近未来は「魂の医療」が求められる時代になる

私は、唯物主義の人達に、技術的な治療だけの時代は、もうすぐ終焉を迎えるという、警鐘の鐘の音を届けたいと思っている













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