映画や小説を英語の勉強にどう結び付けるか? TOEIC質問箱2023.4.21

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こんにちは高橋です。

好きな映画や小説を勉強の素材にできるのなら、興味は続くし、習慣化にもつながるしで、基本いいことばかりです。

僕が特に意識してやっていたのは、影響関係をたどるようにする、ということでした。

例えば村上春樹の初期の断章形式は明らかにカート・ヴォネガットやリチャード・ブローディガン(『アメリカの鱒釣り』!)から養分を得ています。

また、彼自身が言及しているように『グレート・ギャツビイ』のフィッツジェラルドも入っています。

ほかにも『羊をめぐる冒険』のなかには、チャンドラーの『ロング・グッドバイ』の一節をそのまま間借りしているところもあります。

彼自身がのちに多くの作品を翻訳していることを考えても、チャンドラーが入っていると言ってもいいと思います。

こういう作家の「来し方」をたどるようにすれば、勉強の幅がぐっと広がり、興味も長続きさせることができます。

映画でももちろん同じです。

僕は『PULP FICTION』(『パルプフィクション』)という映画が好きですが、この映画には『The Blues Brothers』(『ブルース・ブラザーズ』)がまず入っています。

また、冒頭のカップルの掛け合いは『Bonnie and Clyde』(『俺たちに明日はない』)を模したものです。

『パルプフィクション』を撮ったタランティーノという人は、自他ともに認める映画オタクで、のちに梶芽衣子へのオマージュのような作品も撮っています(『キル・ビル』)。

もし、この日本の女優への愛がどういうものなのか知りたければ、タランティーノのインタビューを見つけてきて読んでみるということにだってつながるはずです。

実際僕は作品のサイドストーリーを知りたいという欲求をそのまま英語の勉強につなげてきました。

どんな芸術作品にも必ずサンプルソース(元ネタ)というものが存在します。

小説、映画はもちろん、音楽だってそうです。

先日亡くなった坂本龍一は、以下のように自分のオリジナリティを要約していました。

「自分の曲があるとすると、たぶん僕のオリジナリティは五パーセントあればいい方じゃないか。なぜなら、バッハの時代からずっと、同じようなハーモニーと音階と形式を使って、曲はつくられているわけです」※『NAM生成」』より引用

どんな作品でもそれだけで自立していないのなら、まず最初に興味をもったところを突破口にしてほぼ無限に興味をつなげることができます。

これが英語の勉強になるのなら、最高だと思いますがどうでしょう?



●追伸
映画の『スター・ウォーズ』は黒澤明の『隠し砦の三悪人』が下敷きになっていると言われています。

また当初、三船敏郎をダース・ベイダー役として起用しようとした、とか、ヨーダは日本人の依田さんがモデルとなっている、など色々な逸話があります(一番有力なのは溝口健二の脚本を多く書いた依田義賢(よだよしかた)氏で確かに写真を見るとこれは本人だな、と思えるものです(『依田義賢対談集 スクリーンに夢を託して』)。

僕はこういうサイドストーリーが書いてある英語の本を買ってきては辞書を引きながら読むということをよくしていました。

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