こんにちは。チャメッケと申します。
小規模事業主さまや、個人で活動されている方を対象に、集客・販売の支援をおこなっています。
本日は、お商売において意識すべきことのうち「コンセプトの作り方」というテーマについてお話しさせてください。
コンセプトを決めておくことは、お商売を進めるうえで非常に重要です。
コンセプトがしっかりと定まっていれば、情報発信の内容に一貫性が生まれたり、発信のネタが思いつきやすくなったりと、いいことがたくさんあります。
このあたりは、別記事にも書いていますのでよろしければご参照ください。
コンセプトは「課題感」と「好き」の掛け算で作る
さて、今回は「コンセプトはどのようにしてつくればよいのか」についてお話します。
結論として、コンセプトは「課題感」と「好き」の掛け算によって作るのがよいでしょう。
私は喫茶店経営に関するご相談も受けるのですが、ご相談者さまのお話を伺うと、「居心地のよい空間」や「おいしさで嬉しさを提供する」といったコンセプトを掲げてらっしゃることがあります。
もちろんこれらは非常に大切なことではあるのですが、コンセプトと呼ぶには、少し物足りないような気がします。
その理由は、オーナーさまの「課題感」と「好き」が反映されていないからです。
逆に言うと、「課題感」と「好き」からうまれたコンセプトは、非常に強力で独自性のあるものになりえます。
この2つの要素について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
●コンセプトの材料1.「課題感」について
課題感とは、読んで字のごとく「課題に感じていること」を指します。
つまり、オーナーさんの「世の中にはこういう課題があるから、その解決策としてお商売をしたい!」という使命感のようなものです。
喫茶店経営において「世の中の課題」なんて大層なものはないよ・・・と思われるでしょうか。
そのとおりで、「課題」とはいっても、そんなに大それたものでなくてよいのです。
「この地域には日中に静かに過ごせるこじんまりとした規模のお店が少ないから、ひとりの時間をゆっくり過ごしたいと考えている人にとっての選択肢が少ない気がするな」といった、この程度の課題感で問題ありません。
この程度の粒度であっても、「では、席同士の間隔は少し広めにとって、お客様同士の会話も最低限に抑える、孤独な時間を静かに楽しめる店にしよう」といったように、コンセプトの原型が見えてきます。
先に例に挙げた「居心地のよい空間」「おいしさで嬉しさを提供する」と比べると、はるかに具体性のあるコンセプトになったことがおわかりだと思います。
ここに「好き」をかけ合わせることで、さらに迫力のあるコンセプトが出来上がっていきます。
●コンセプトの材料2.「好き」について
先ほどの「課題感」は、どちらかというと市場ニーズのようなものです。
マーケティング用語でいうと「マーケットイン」的な考え方だといえるでしょう。
しかし、私たちのように小規模で事業を営むものにとって、マーケットインの考え方だけでお商売をするのは、非常に難しいもの。
なぜなら、独自性が出せない限り、資本力のある企業さんに負けてしまうからです。
そこで重要なのが、自分ならではの「好き」を反映させることです。
先ほどの喫茶店の例であれば、オーナーさま自身の興味関心を反映させます。
たとえば、古い映画が好きなのであれば、昔の映画のポスターやパンフレットを店内に置いておくのもよいでしょう。
メニュー名も、「風と共に去りぬ」「ローマの休日」みたいな感じで、映画のタイトルにちなんだものにしても面白そうです。
もっとマニアックにして、映画内での登場人物のセリフからメニュー名をつけるのもよさそうです。
そうなると、座席も映画館の椅子みたいに番号を振ってみるのはどうだろう?とか、半券のようなデザインのポイントカードを作るのはどうだろう?とか、色々なアイデアが湧いてきます。
このように「課題感」と「好き」をかけ合わせると、「一人で静かに映画を見るような気持ちで過ごせる、孤独を愛する人のための喫茶店」というコンセプトが生まれます。
「課題感」と「好き」の掛け算で、お商売の基盤を固めましょう
もちろん上記は、かなりざっくりした例なのですが、コンセプトの生まれる過程がなんとなくイメージしていただけたはずです。
ぜひ、課題感と好きをかけ合わせて、貴社・あなただけの強力なコンセプトをつくってください。
基盤となるコンセプトが強力であればあるほど、その後の情報発信や商品開発など、お商売に関する様々なアクションが取りやすくなります。
もしおひとりで考えるのが難しい場合は、ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。
あなたのお商売が繁盛することを、心より願っています。