自己催眠、そしてメンタルフルネスのルーツは、言うまでもなく催眠術にあります。
私が催眠術を実践していたのは、1990年代のことです。
とはいえ、「実践」と言っても大げさなものではありません。
当時、脚本家を目指してサークルに所属していた私は、10人ほどの仲間にある目的をもって催眠術をかけていました。
それは――
**「自分の作品を客観的に読む」**というものです。
人は自分の作品を、どうしても「傑作」にしか感じられないものです。
私はこれを一種の“催眠状態”だと考えました。
そして、その状態を意図的にコントロールできれば、客観的に作品を見られるのではないか――そう考えたのです。
結果は非常に良好でした。
どうやら私は催眠術をかけるのが得意だったようで、そのほかにもさまざまな実験を行い、大いに楽しんでいました。
しかし、脚本を書くこと自体があまりにも苦しくなり、やがて私はその道を離れてしまいます。
サークルも、催眠術の実践も、すべては夢とともに置き去りにされました。
それは、今からおよそ30年前のことです。
その後も、自己催眠だけは細々と続けてきました。
そして年月を経る中で、確かな効果が積み重なっていきました。
今、それを多くの人に伝えたいと思っています。
そして、実際に試した人たちがどのような変化を得るのか――それを知りたいのです。
それが、現在私がこの取り組みを続けている理由です。