あなたは、人を見るとき、その人の何を見ていますか?
この問いの中に、あなたの「心のレンズ」の手がかりがあります。
僕たちは普段、目の前の人や出来事を、そのまま見ているようで、実はそうではありません。
これまでの経験、学んだ知識、常識、価値観、ルール、モラル、言葉……。
たくさんの「レンズ」を通して、世界を見ています。
たとえば、青い眼鏡をかけて街を歩けば、黄色いタンポポも赤いバラも、青みがかって見えるでしょう。
心も、それと似ています。
しかも心のレンズは一つではありません。
意識や五感覚など、いくつものレンズがあり、同じ人でも右と左で違うレンズを持っているように、場面によって働くレンズも変わります。
だからこそ、「レンズを外せばいい」という話ではありません。
「レンズを外す」という考えそのものが、また一つのレンズになるからです。
大切なのは、レンズをなくすことではなく、自分がどんなレンズを通して世界を見ているのかを知ること。
そのために僕が行うのが、「あることを、あることとする」対話です。
相手を変えようとしない。
答えを出そうとしない。
正解を決めようとしない。
自分のレンズ越しに見えている相手の姿と、相手自身が語る自分の姿は、同じではありません。
その違いも含めて、お互いのレンズを一つずつ目の前に出していく。
そんな対話です。
この対話で「やらないこと」
主に3つあります。
目的・診断・裁判。
「願望実現」「問題解決」「自己変容」などを最初から目的にすると、その目的に必要な話ばかりになってしまいます。
MBTIや占い、タロットなどの診断も、きっかけとして使うことはありますが、それ自体を答えにはしません。
そして、「良い・悪い」「正解・不正解」「得・損」「役に立つ・立たない」といった二元論だけで、話を終わらせることもしません。
なぜなら、それらもまた「レンズ」だからです。
僕があなたの心の色を決めるわけではありません。
僕にできるのは、対話を通して、あなた自身の心のレンズを見つけていくお手伝いです。
一度の対話ですべてが分かるとは思っていません。
僕自身も、たくさんのレンズを持っています。
だからこそ、僕のレンズも含めて、お互いのレンズをできる限り目の前にさらけ出してみる。
AIも、コーチも、メンターも、成功者も、占い師も、みんなそれぞれのレンズを持っています。
レンズをレンズのまま、お互いに話してみる。
そんな場の一つとして、僕との対話を使っていただけたらと思っています。
この対話では、僕があなたの答えを出したり、問題を解決したりすることはしません。むしろ、普段なら「正しい・間違っている」「良い・悪い」と判断して終わらせてしまうところを、一緒に立ち止まります。そのため、すぐに結論や成果を求める方には向かないかもしれません。自分自身の「見方」を見つめてみたい方におすすめします。