【教員採用試験の面接対策】自己PR・志望動機・長所と短所の答え方

【教員採用試験の面接対策】自己PR・志望動機・長所と短所の答え方

教員を志す方のなかには、一般的な就活生のように多くの民間企業を受験していない場合も多いです。実際の面接経験は少ないけれど、高いパフォーマンスを発揮するには、やはり入念な準備が必要。こちらでは、教員採用試験の面接試験において、対策や準備の方法を解説します。

この記事でわかること
  1. 教員採用試験の面接でよくある質問がわかります
  2. 面接にのぞむ前に知っておきたいマナーがわかります
  3. 自己PR・志望動機などの話の組み立て方がわかります

【教員採用試験の面接対策】よくある質問をまずはチェック!

【教員採用試験の面接対策】よくある質問をまずはチェック!

教員採用試験は、各都道府県によってその形式は異なりますが、大体20~25分の面接で、複数人の面接官に1人の受験者という場合が多いそうです。
そこで、聞かれる質問は大きく2タイプに分かれます。

  • 受験者のパーソナルな部分について
  • 教員としての考え方について

こちらでは、教員になりたい方が事前に回答を準備しておいた方がいい質問をタイプ別に8問ずつご紹介しています。

1. 「受験者の性格や特徴(パーソナルな部分)」に関する質問

  • なぜ教員になりたいと思ったか?
  • 自分の長所や短所は?
  • リーダーを務めた経験は?
  • 誰かと協力して成し遂げた経験は?
  • ストレスの発散方法は?
  • 自分の周りにいる友人との付き合い方は?
  • ボランティア活動の経験は?
  • 他に受験している地域は?

2. 「教員としての考え方」に関する質問

  • 理想の先生像は?
  • いじめに対する考えは?
  • クラスで起こったいじめをどう解決するか?
  • 体罰に対する考えは?
  • クラスで悪いことをする子供をどう躾けるか?
  • 成績・評価に対する考え方は?
  • 子供の評価をどのようにするか?
  • 親に子供の評価方法に関するクレームをもらったらどうするか?

入退室のマナー・質問に対する答え方を確認しよう

入退室のマナー・質問に対する答え方を確認しよう

教員採用試験を受験する方の多くは、一般の民間企業を数多く受けるというような、いわゆる就活生らしい就活をすることがないそうです。

なかには、「教員採用試験での面接が初めての面接」という方もいらっしゃるかもしれません。
すると、面接で質問に的確に答えるための準備はもちろん、そもそも面接時における基本的なマナーも押さえておかねばなりません。

こちらでは、入退室のマナーやコミュニケーションにおけるマナーについてご紹介しています。

入退室のマナー

入室時のマナー

  1. ドアを3回、軽くノックする
  2. ドアを開けて入室、振り向いてドアの方を向いてドアを静かに閉める
  3. 椅子の横に立ってお辞儀をする
  4. 自己紹介ののち、着席を促されたら断りを入れた後に座る

退室時のマナー

  1. 離席したら深いお辞儀をする
  2. ドアに向かって歩き、正対し直してから、再度お辞儀をする
  3. ドアの方を向いてドアを開け、退室したら静かにドアを閉める

コミュニケーションのマナー

面接とはコミュニケーションで、そしてその相手は目上の方です。
聞かれた質問に答えるという構図ではありますが、それでもコミュニケーションであるという意識を強く持ち、相槌などを適宜入れ込むなどの配慮が大切です。

返事や話の聞き方、話し方など、相手が受け取る印象も含めて採点基準であると理解しましょう。
そこで、注意したいコミュニケーションのマナーについてまとめました。

  • 首を縦に振るだけの返事はしない
  • 質問の後に返事をする(はいと言う)
  • 結論から話す、だらだらと話さない
  • 相手の表情に合わせて適宜共感(笑顔を見せる)する

【特別編】自己PR・志望動機の組み立て方

【特別編】自己PR・志望動機の組み立て方

先ほどは、教員採用試験の面接における、形式的な部分の準備について解説をしてきました。
こちらでは、面接の内容的な部分、すなわち「質問に対する答え方」について解説をしていきます。

補足
ちなみに、一般の民間企業を受験してきた方からすると、少しでも目立とうとして奇抜な発言をしてみたりすることもあるかもしれません。
しかし、教員採用試験においてはむしろ逆効果。
面接に慣れているという方もそうでない方も要チェックです。

「現場」としての立場で回答する

教育というテーマに関する質問がきたとき、つい「社会システム」や「教育文化」のような大きな論調を掲げてしまいがちな方は、注意が必要です。
もちろん、根本的な教育改革、あるいは是正に向けて法整備やシステム改築のようなことは必要でしょう。
ただ、そこばかりに問題意識をおいていると、「教員ではなく、官僚や政治家として仕事をする方がいいのでは?」と思われてしまいかねません。

今、目の前にいる子供に対してどう接するか、まさに「現場」にたつものとしてどう立ち回るかを意識した回答をしましょう。

統一感を持って話す

面接とは一問一答のように、質問同士の関係性を独立的と考えてはいけません。
むしろ、質問者としては、複数の質問の回答を通してぼんやりと見えてくる受験者を評価しています。
つまり、質問の回答と回答の間に変な矛盾が生じていると、面接官としては違和感を感じるということです。
このことから、面接前の準備として、それぞれの質問に対する適切な回答を考えたあとに、回答同士の関連性、整合性を確認することもまた必要になります。

奇を衒わない

民間の一般企業などを受験した経験がある方は「目立つこと」を目的として、奇を衒うような回答をするようにと言われたこともあるかもしれません。
その理由は、圧倒的な受験者数によるもの。

もちろん、教員採用試験も受験者数はそれなりに多いものの、奇を衒いすぎた発言には注意が必要です。

編集部
例えば、「いじめはあっていいと思う」
「わがままな生徒は放置する」などの、一般的な回答とは少しずれたような発言をして、面接官の気を引くようなアプローチをするのは控えた方が良いでしょう。

ある意味、スタンダードな回答をする方が、先生として子供に教えるべきことを教えられるというプラスの評価に繋がります。

もっと入念な準備をココナラで

教員採用試験の試験や面接の準備をするにあたって、人からの評価をいただくと良いかもしれません。
なぜなら、面接とはコミュニケーションであり、自分を相対的に評価される場。
自分以外の人の方が、その視点を持ち合わせている可能性が高いからです。

編集部
面接対策で一番大切なのが「場数を踏むこと」
多くの人との面接対策&フィードバックを受けることで、自分では気づけなかった弱点を発見できます。

面接練習を複数回重ねることで、気持ちの余裕も生まれるはずです。

友達や大学の先生に頼む方法もありますが、こちらでご紹介したいのはココナラというサービスを利用する方法。
ココナラとは、知識や経験、スキルを持った方になんでも気軽に相談できるオンラインサービスです。

もちろん、教員採用試験の突破を指南していただける出品者の方も多数いらっしゃいます。
なかでも、こちらでは編集部おすすめの5名の出品者をご紹介していますので、気になる方は是非チェックしてみてください。

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まとめ

まとめ

ここまで、教員採用試験の面接について必要な準備をご紹介してきました。
教員とは、勉強を教える存在でありながら、子供の成長を近くで見守る立場でもあります。
そこにあるのは「人と人」の対面ですから、変に先生を意識するのもよくないでしょう。
なぜなら、実務をする前に想像している先生とは、ステレオタイプな先生像であることが多く、それはあなた自身のキャラクターやアイデンティティとは離れている場合があるからです。

むしろ、あなた自身のこれまでの人生を振り返って、自分なりの先生として子供達と接するようにする方が良いかもしれません。
外に目を向けるのではなく、内に目を向けて先生として自立・成長することができれば、きっと素敵な先生になれるでしょう。

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