あらゆるジャンルのプロに、オンラインで業務を依頼できるスキルマーケット「ココナラ」。 そんなココナラに、法人利用に特化した「ココナラビジネス」が登場したのをご存じでしょうか。 ココナラビジネスは、請求書払いなど従来のココナラに比べてビジネスシーンで使いやすい機能が豊富。 新規事業推進における社外スキル活用や業務効率化、リソース不足対応などを検討している企業担当者は、ぜひココナラビジネスをチェックしてみてください。
目次
ココナラビジネスとは?
「ココナラビジネス」とは、名前の通りココナラの仕組みを「ビジネス=法人利用」に特化したサービスです。 すでにココナラを利用している法人や利用を検討している法人に向けて、より使いやすいシステムを提供する目的で誕生しました。
ココナラビジネスが誕生した背景
ココナラは、2012年のサービス開始以来、幅広い出品ラインナップで拡大してきました。 21年8月期のココナラ内での流通高は、25億円規模。「すべてがそろうマーケットプレイス」の名の通り、多くのユーザーに利用されています。 従来から、購買層は個人から大企業まで幅広いものがありましたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けてビジネスのあり方が変化。 ココナラでも、ビジネス全体で新規スキルへの需要が拡大したことや非対面取引へのシフトチェンジを受けて浮き彫りになった課題を解決できないかと思案しました。 その結果生まれたのが、ココナラビジネスなのです。
ココナラとココナラビジネスの違い
ココナラビジネスは、ココナラのプラットフォームをベースにビジネス利用に必要な機能を追加しています。 通常のココナラとココナラビジネスの違いについては、以下の表をご覧ください。 ※1:ビジネスアカウント利用の購入者より発注書が発行された場合、出品者も該当のトークルームの発注書の発行が可能です。 ココナラビジネスなら、ビジネスシーンで使いやすい「請求書払い」や「見積書・納品書・発注書の発行」などの機能が利用できます。 サービスの購入に関する機能も、従来のココナラアカウントと同じように利用が可能です。
出品機能はない
注意点として、ココナラビジネスアカウントには出品機能がありません。また、ブログの投稿や販売の機能も制限されています。 出品と購入を両方行いたい場合は、従来のココナラアカウントとビジネスアカウントの2つを使い分ける必要があります。 また、すでにココナラを利用されている場合も、ココナラで使用している登録情報とは別に、改めてココナラビジネスでの登録が必要です。 とはいえ、ココナラアカウントの切り替えはスムーズに行えます。利用シーンによって簡単に使い分けできますので、安心してください。
ココナラビジネスの料金
ココナラビジネスの料金は、従来のココナラ同様、登録・利用料金ともに無料となっています。 ココナラビジネスと通常のココナラのアカウントを併用する場合でも、もちろん料金はかかりません。
ココナラビジネスアカウントにする3つのメリット
従来のココナラとココナラビジネスとの違いは上記でご紹介しましたが、特に以下の3点はココナラビジネスならではの機能です。
- ビジネス利用に特化した専門家/カテゴリのラインナップ
- 請求書払いや領収書の発行が可能
- 「チーム管理」機能などビジネス向け機能が充実
ビジネス利用に特化した専門家/カテゴリのラインナップ
ココナラの使い勝手やUXはそのままに、ビジネス利用に特化した専門家/カテゴリのラインナップ・機能・サポートを提供。限られた予算内で、各領域のプロからダイレクト価格でスピーディーに納品・役務提供を受けることができます。
請求書払いや領収書の発行が可能
従来のココナラは、出品者からの見積りに同意後すぐに決済をする「前払いシステム」が基本でした。 納品前の決済であるため、ビジネスの場では少々使いにくさを感じていた方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、ココナラビジネスなら請求書払いが可能です。サービス代金を月々まとめて後払い請求できるため、毎月の経理処理の負担が解消されます。 また、クレジットカード決済や銀行振込に対して、領収書のダウンロードも可能です。経理処理の手間を少なくする工夫を行っていますので、ご安心ください。 ココナラビジネスで利用できる支払い方法は、次の通りです。
- 請求書払い(Paid)
- クレジットカード
- 銀行振込
- ココナラポイント
- ココナラコイン
「チーム管理」機能などビジネス向け機能が充実
案件に関わるチームメンバーのアカウント情報や、取引情報、購入履歴を一元管理するチーム管理機能が利用できる点も、ココナラビジネスの特徴です。 プロジェクトの進捗管理や見積り・発注書・納品書をダンロードできる帳簿発行機能など、ビジネス向けの機能が充実しています。 また、不明点や万が一トラブルが発生した場合は、チャットを利用したリアルタイム相談も可能。安心してご利用いただけます。
ココナラビジネスを利用している法人の声
すでに多くの法人企業さまがココナラビジネスの利用を開始しており、うれしいお声も届いています。 今回は、その中から3社をピックアップし、導入前の課題や導入後の成果について解説しますので、「うちも似たようなことで悩んでいた!」というご担当者様は、ぜひ参考にしてください。
清水建設
建築業界大手の清水建設株式会社様では、専門性の高い書類の英語翻訳の依頼からでした。
当初は翻訳会社に依頼していたものの満足いくクオリティで完成していなかったところ、たまたま見つけたココナラのサービスを見て「試しに依頼してみよう」と思ったことがきっかけだそうです。
結果、すぐにお眼鏡にかなう翻訳担当者を発見でき、満足いく納品物を受領できました。
加えてポスターの作成依頼や該当国の情報リサーチを依頼。
すべて満足いく納品物であり、今後も海外に関する内容での依頼をココナラビジネスでしようと検討されているそうです。
東急株式会社
東急株式会社様は、若手アーティストの活躍の場を提供する「しぶにしあぁと!ボード」で使用するロゴを、ココナラビジネスで依頼。
納期が差し迫ったこともあり、従来依頼していた会社よりもスピード感のあるココナラでの依頼を決めました。
利用に際しては法人と出品者をスムーズにつなげるための「コンシェルジュサービス」を利用し、スムーズに依頼ができました。
当初のコンセプトから大きな修正を依頼することもありましたが、最終的には依頼から5日で納品してもらうことができています。
相談ベースでできるココナラビジネスで依頼ができるのも魅力的だとおっしゃっていただきました。
ちなみに、今回依頼されたロゴは2027年まで使用されます。
あいおいニッセイ同和損害保険
損害保険大手のあいおいニッセイ同和損害保険様は、販売促進用のチラシを効果的に見せる「ふせん」を依頼したいと思い、サービス利用を決めました。
従来の「ふせん」では堅苦しい言葉ばかりで、契約者が見ても目を止めてもらえる機会が少ないのではないかというのがきっかけです。
ココナラビジネスで依頼して、出来上がった「ふせん」はこちら。

(引用:ココナラビジネス)
導入してまだ間もないものの、以前よりも契約者がおすすめの特約を選択してくれることが増えたそうです。
コスト削減にもつながり、大変ご満足をいただいています。
ココナラビジネスアカウントの登録方法
ココナラビジネスの登録方法は、次の6ステップです。
- メールアドレスの登録
- 認証メールが届くのでURLをクリック
- ユーザー名・パスワードの登録
- 会社情報の登録
- アカウント設定(登録理由や利用目的を選択)
- 依頼したいジャンルの選択
請求書払いの申請は別途必要
請求書払い(Paid)は業務委託先の株式会社ラクーンフィナンシャルが提供するPaidサービスとなるため、所定の法人審査が別途必要になります。 また、申請の手続きは、法人ドメインのメールアドレスで登録している管理者のみが行えます。 ココナラビジネスサイト右上にあるご自身のアイコン >「ビジネス設定」をクリックし、ビジネス設定ページを開きましょう。 ビジネス設定ページにある「請求書払い/源泉徴収」のタブをクリックし、「請求書払い・源泉徴収機能の利用申請をする」ボタンより、必要項目を入力して申請してください。 この他にどのような機能があるか、どんなサービスが出品されているのかは、ぜひ一度ココナラビジネスに登録して確認してみてください。 ココナラビジネスの会員登録は無料ですし、まずは資料請求をして、社内でゆっくり検討することも可能です。
法人向けのおすすめサービス出品者5選
ここでは、ビジネスにおいて必要になるシーン別に、おすすめの出品者を5名紹介します。
ロゴ・名刺・チラシデザイン
Web制作
動画作成
マンガ・イラスト作成
ライティング
ココナラビジネスを上手に利用してビジネスを加速させよう
通常版のココナラでも、法人利用は可能です。しかし、クオリティの高い成果物を会社として依頼したいのであれば、ぜひココナラビジネスの活用を検討してみてください。 決済方法をはじめとした法人利用ならではの便利機能も充実しています。