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なぜ私が障害年金の相談に向き合うようになったのか

制度の話ばかりしてきたので、今回は少し違う話をします。「なぜ障害年金を専門にしているのか」について。きっかけは、ある一言でした社労士として仕事を始めた頃、ある障害年金の受給が決定した方からこう言われたことがあります。「こんな制度があるなんて、知りませんでした。もっと早く相談していれば、この数年、あんなに苦しまなくてよかったんですね」その方は、病気で働けなくなってから何年もの間、生活費のことで悩み続けていました。制度を知らなかったというだけの理由で、使えたはずの選択肢を、ずっと使えないまま過ごしていたのです。このとき初めて、「知らないことが、これほど人の生活を左右するのか」と実感しました。「制度はあるのに、届いていない」現実障害年金は決して新しい制度ではありません。ずっと前から存在しています。それでも、対象になり得る方の中で、実際に申請にたどり着く方はごく一部だと感じています。理由は複雑ではありません。「知らない」 もしくは 「自分は対象外だ」と思い込んでいる。それだけなんです。制度そのものは整っているのに、情報が必要な人に届いていない。この「届いていない」という部分にこそ、自分の役割があると感じるようになりました。数字ではなく、その人の生活を見たい障害年金の仕事は、書類や制度の知識がすべてではありません。その人が今どんな生活をしていて、何に困っていて、これから何を取り戻したいのか。そこに向き合う仕事だと思っています。「申請が通ってよかったです」で終わる仕事ではなく、その先で「これで治療に専念できます」「少し肩の荷が下りました」と言ってもらえることが、一番の励みになっています。だ
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