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真ん丸、ふわふわな小鳥の巣

うちの前の木が伐られてしまった・・・。バリ島で借りている家は、田んぼが目の前に広がる静かな立地。畑の横の木はみるみる成長していき、小鳥たちが集まってくれる。そしてその向こうにはバリ島最高峰のアグン山ものぞき見えるというお気に入りの景色なのだが。この写真の右の木が伐られてしまった。田んぼや畑が売られ、宅地化されようとしているのだ。もともとバリ島には素敵な条例があって、「ココナツの木よりも高い建造物を作らないこと」というのが守られてきたせいか、空の向こうのほうまで視界が遮られずに見ることができるのはうれしい。造成中の道を歩くとどこまでも空が広がる。バリのお天気は変わりやすいけれども、こうして空をよく見ていれば数時間のうちの予測は可能になる。ここの草むらに、うちの犬が追いかけるウズラたちが潜んでいて、暮らしているのだ。この辺りは最近まで田んぼだったので、今でもカンクン(空芯菜)が生育して広がっているから、数日に一回は摘んできて食卓に乗せている。お散歩にはありがたいけれども、木が伐られ、田んぼが売られて行くのは何とも悲しい。そして伐られた大木には小鳥の巣があったのをみつけ、拾ってきた。この巣の素材を見て驚いた。柔らかく温かいススキの穂のような素材だけで球体を作っている。手に取ったら親鳥の愛がふわりと伝わってきた。巣を見つけたのが木が倒れて翌日だったので、巣の中には小鳥はいなかった。どこへいったのだろうか。伝統だった大家族的なバリ人の暮らしが変化してきて、核家族用の戸建て住宅が増え始めている。田んぼが売られ、宅地化されていく。農業も変化していくのだろう。バリの自然を損ねることなく、人間も
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