魂。
魂にも色がある。基本の色。オーラの基本色ともまた違う肉体に宿る前からもっている魂の色。いつもはあまりみないけど今日は特別な事があったから少し覗いてみた。この魂の色は黄金色。地獄のような苦しみを前世もその前も味わった。運命の人が亡くなり死にかけ生き延びて地獄のような時を過ごし転生して会えたけどまた地獄のような日々なぜなら彼はまだ未熟で愛の大きさに気付けない。周りの人にほだされ誰でもない人と式をあげた女性側はいつも気付く何かに突き動かされるようにその人を好きになりためらいなく覚悟を持てる。魂の色はそこからつくられていった。魂の基本となる色が辛い事からつくられたから今世でも彼女は辛い目にあっても乗り越える。黙って思考が止まって守るべき自分を忘れこれはなんでもない事、とでも言うようにその波をかぶる。それでも彼女は染まることはない。魂の色が他に染まることをさせない。ひどいと思うだろう。縁なんてなんて儚いのかとでもね、どの道を通って生きたとしても彼と出会うまでは拭いきれないものだったんだよ。あなたが笑えるようにと願う気持ちとあなたが止まってくれればいいと妬む気持ちと片割れなんて綺麗事で結ばれないことも多い。一人で成り立つ訳じゃないから二人の歩幅が揃ってそこからまた歩み寄り魂が近づき肉体が求め合うまでそれを言葉で態度でこの世界に表現できるようになるまで結構な道のり。とても一度きりの人生で終われない。けれど最終章に入ったあなたの魂は魂の色を色濃く出してきた。きっといつかで会えるそんな望みも全て捨てて今を全力で生きることに注力したくなった。命の期限をとても感じるから。魂の色は自分一人でつくったも
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