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中小企業経営のための情報発信ブログ289:稲盛経営哲学

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。昨日、これまで何度も紹介していました稲盛和夫氏が永眠されたという訃報が流れました。ご冥福をお祈りいたします。 そこで、改めて、稲盛氏の業績と稲盛哲学の神髄について触れたいと思います。 1.稲盛氏の経歴  稲盛氏は1932年に鹿児島県で生まれ、1955年に鹿児島県立大学(現鹿児島大学)工学部を卒業し松風工業に入社しますが、業績が悪化したため退職し、松風工業の社員8人を引き連れ京都セラミック(現京セラ)を創業します。1972年に京セラは東京証券取引所に上場を果たし、一流企業の仲間入りをします。  1984年、稲盛氏が音頭をとって国に通信事業自由化を要請し、これが実現すると、京セラが資金を投じ民間初となるDDIを設立します。後にケイディディや日本移動通信と合併し、現在のKDDIとなります。  1998年、複写機メーカーの三田工業が経営に行き詰まり会社更生法の適用を申請したとき、京セラは三田工業を支援し、2000年に更生計画認可を受け「京セラミタ工業株式会社」と社名変更塩ます。京セラの支援を受け、9年の更生計画を2年で達成します。  2010年、稲盛氏は低迷していた日本航空の政権に乗り出し無報酬で会長に就任し、積極的な社員の意識改革に取組み、全従業員の3分の01に当たる1万6000人のリストラを断行、着任の翌期には営業利益1800億円の高収入企業に生まれ変わらせました。  稲盛氏の経営管理手法は、以前紹介した「アメーバー経営」と呼ばれています。稲盛氏は全国に支部を持つ盛和塾と、PHP研究所や到知出版社などの出版社から多数の経営指南書。自己
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中小企業経営のための情報発信ブログ128:経営には強い意志が必要

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。コロナ禍で多くの業界、企業が大きな打撃を受けているにもかかわらず、中にはピンチをチャンスに変えて事業を進化させた企業もあります。その決定的な差はどこにあるのでしょうか。 どんな窮地に立たされても、歩みを止めないことが最も重要なことではないかと思います。それは企業だけでなく人生においても言えることで、歩みを止めてしまえば成果は出なくなりますし、進歩はありません。コロナ禍のような危機的状況においては、死に物狂いで必死で物事に取り組むことで、道が拓けるのです。しかし、危機的状況に陥ってから動き出しても駄目なのです。コロナ禍でも進化を続けている企業は、コロナ禍でピンチになってから動き出したというよりも、普段から(コロナ以前から)ずっと動き続けてきたことで、新型コロナウイルスの蔓延で世間がストップする中でも動き続けることができたのではないでしょうか。 1.起業に必要なのはイシ(意志) 経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが、経営資源ではないですがイシ(意志)も重要です。事業のフェーズごとに、イシ、コト、ヒト、カネ・情報の重要度の割合が変わります。最初はイシが10割でスタートし、続いて事業の構想であるコト、さらにイシに呼応してくれるヒトが必要になってくるのです。起業で一番必要なのは「意志」なのです。意思なく模倣で事業をしようとすると、途中で心が折れたり、手を抜いたり、飽きたりしてしまいます。本当に強い意志を持っていると困難を突破して頑張り続けることができるのです。  模倣して作られたプロダクトと意志をもって作られたプロダクトでは、
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中小企業経営のための情報発信ブログ92:稲盛経営と永守経営

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、「稲盛経営と永守経営」について書きます。これまでも京セラ会長稲盛和夫氏と日本電産会長永守重信氏の経営哲学については折りに触れ紹介してきました。ただ、個別に紹介し、両者を並べて紹介したことはありません。この日本を代表する2人の経営者の経営哲学を比べてみれば多くの共通項があることが分かり、中小企業経営者にとっても、経営の参考になるはずです。 小集団ごとに採算管理するアメーバー経営を特徴とする稲盛氏、圧倒的な営業力を強みとする永守氏、という風に違いはありますが、ともに「失敗しない」経営が信条です。さながら米倉涼子演じる大門未知子(ドクターX)です。また、「具体的な数字に落とした中期計画は立てない」「目標に掲げたことは必ず実現する」など、目標の設定と成果への徹底的なこだわりでそれを実現しています。 1.自利と利他  稲盛氏は、以前紹介した「稲盛経営12箇条」を見ても明らかなように、「利他の心」あるいは「無心の心」の大切さを説く一方で「数字は経営の基本」という姿勢を忘れていません。前者はフィロソフィ、後者がアメーバ経営に基づく採算管理です。まさに渋沢栄一の「論語と算盤」そのものです。  アメーバ経営というのは、稲盛氏が京セラを経営する中で、京セラの経営理念を実現するために作り出した独自の経営管理手法です。組織をアメーバと呼ぶ小集団に分けて、各アメーバのリーダーが中心となって各アメーバの計画を立て、メンバーが知恵を絞って努力することでアメーバの目標を達成していきます。そうすることで、現場のメンバー一人ひとりが主役となって、自主的に経営
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