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WEBニュースで、2023年卒の「就職先人気企業ランキング」を見ました。ダイヤモンド・ヒューマンリソースという新卒採用サービスを運営する会社の調査です。ランキング内容が実感値に近いので取り上げたいと思います。この手の調査は多くの就職関連企業が実施しています。しかしランキングを見ると、あれ？と思う場合が多い。これは調査方法が影響しているからです。就活イベント会場で実施したり、アンケート回答に条件がついているケースがあり、企業の特定の採用活動が反映する可能性があるのです。従って就活イベント等に積極的に参加している企業が高くなる傾向があります。今回の調査は、就活会員へのメールと郵送で実施しているので、代表性は高いと推察します（有効回答数3334人）。 文系男子は3年連続で伊藤忠商事が1位。業績好調で、今後の成長も期待できることが要因のようです。ベスト10では商社と損保が目立ちます。文系女子の1位は東京海上日動火災保険。ベスト10では大手金融機関が目立ちます。業績好調に加え、長く働きやすい環境・制度が重視されているようです。理系男子の1位はNTTデータで2年連続。32期連続増益で成長が続いている。学生の知的好奇心に応えるインターンシップも好評のようです。理系女子の1位は明治グループ。ここは採用活動・就活対策が強い会社です。生活に身近で、専攻を幅広く活かせるので人気があります。 感染症リスクで経済・雇用不安が広がる中、業績好調の企業（商社・損保等）、DXを軸に成長しているIT企業が人気です。調査を実施した会社は「文理男女ともに安定志向が目立つ結果となった」と分析しています。この調査はあく