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ネガティブ感情のトリセツ

ネガティブかポジティブかは関係なく、感情とはその場の状況に応じて自動的に湧き上がってくるものです。ポジティブなものだけ拾い上げて、ネガティブなもの(自分に不都合なもの)は全部消去する、ような便利な機能は人間にはついていません。自然に沸き上がり、強力で、あとまで残るネガティブな感情をどのように取り扱えばいいのか、を、考えてみました。1.ネガティブ感情の種類ネガティブな感情とは、どんなものがあるでしょうか。怒り、緊張、不安・恐怖苛立ち、焦り、妬み悲しみ、孤独感、失望、喪失罪悪感、羞恥無力感など、挙げればきりがないでしょう。そしてどれも一度は感じたことがある身近なものだと思います。大きなものではなくても、些細なネガティブ感情は、常に心のどこかで感じてしまいます。2.ネガティブ感情の特徴こうした感情が沸き上がること自体はコントロール出来ません。感情は、感情の発露⇒感情への認知(自分がどう解釈するか)⇒反応⇒行動、と繋がっていきます。ポジティブな感情や、どちらでもない中立的な感情は、強く感じることがあったとしても、ほとんど自分の中だけで消費してしまいます。気がつけば消えてなくなっていることも多いでしょう。それに対してネガティブな感情は、「何としても解決しなければならない問題」に姿を変えます。たとえば、友人に約束を反故にされたことへ「怒り」を感じた時。この場合の怒りを「友人が自分を蔑ろにしている」と考えた(認知した)とします。自分はそんな存在ではない、ということを相手に主張しなければ、という考えにいたり(反応)、その友人に対して、怒りとセットになった主張行動、「抗議」をするに至ります。抗議
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うつ病療養に環境調整は重要

「(自分が・家族が)うつ病になったらどうすればいいか」については色んな情報が出ています。どれもすべて本当だと思います。ただ、抜け落ちているものがあります。それが「環境」をどうするか、という視点です。「うつ病の間は大事な決断をするな」というのもよく聞く言葉ですが、大事な決断をしてはいけない=環境を変えてはいけない、と思われがちです。その為に長引かせてしまっている人、回復しても再発してしまう人も多いと思います。うつ病と環境について考えてみました。1.うつ病には環境が大きく影響するこれは誰もが認めるところだと思います。うつ病は、うつ病になった人単体で発生する病気ではありません。ライフイベント(人生の中の重要事)が重なったり、合わない人達の中で無理をしたり、過重労働が続いたり、といった外部環境の結果として発症する病気です。しかし、うつ病になった時、まず最初に「ゆっくり養生して、うつ病が回復するまでは重要な決定は先送りしましょう」とアドバイスを受けます。具体的には、転職、転居、別居、離婚、離別等の決断をしないように、ということです。これは、うつ病が重い時は、自分にとって本当に良い選択とはなにか、を考えられる精神状態ではないこと、思考力が落ちていること、余裕がないことで、間違った選択をしてあとで後悔しないように、という意味です。それは本当にその通りなのですが、その言葉に縛られすぎている人も多いように見受けられます。パワハラ上司のせいでうつ病になったのに、復職後もその上司の下で働くことが決まっていれば、安心して療養することなどできるはずがありません。2.「何を変えるか・変えないか」はうつ病の
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プライミング効果で休み明けも怖くない

休日って、待ち望んだ割にはあっという間に過ぎてしまいますよね。日曜の午後にもなると、段々と明日が気になりだして、しかもそういう時に限ってやりたいことが思いついてしまったり。休み明けを想像するとなんとなく憂うつになりますが、とはいえ必ず休みは終わってしまうもの。避けられないなら、自分の気持ちを無理なく方向転換することで、サザエさんシンドロームを回避しませんか?1.プライミング効果とはプライミングとは、事前に特定の刺激に接することで、特定の知識を活性化させること(「社会心理学」有斐閣)ことです。そしてプライミングによって活性化した知識や概念などが、後続の情報処理に影響することを「プライミング効果」と呼びます(引用:同上)人はたくさんの知識や情報を持っていて、その場に必要なカテゴリーを引っ張り出して対応しています。休日には休日の知識・概念・気分があって、その中で過ごしています。でも時計とカレンダーを見て、「ああ、明日は月曜日だ、仕事だ、学校だ」と思っても、自分が「休日」モードの中にあるので、仕事にまつわる概念や気分は活性化されていないわけです。だから「仕事」を想像してもすんなり受け容れられない。その違和感に疲れて、「月曜日なんて嫌だなぁ」と思ってしまうんですね。2.「仕事モード」をスムーズに活性化させるには?プライミングの仕組みを使うなら、「後続」=「仕事(休み明けにやること)」を活性化させるような刺激(プライミング)が必要です。どんな刺激を選ぶか、によって、ストレスや次週以降の休日の過ごし方にも影響してくるでしょう。例えばいきなりパソコンを開いて会議資料を作り出そうとした場合。一気
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ヒラメ人間

それにしても、暑いですねぇ~。これだけ暑いと日差しを浴びるだけで、疲れてしまいますし、生きてるだけで、体力が消耗されちゃいますよね?何もしない時間を増やすなので、このような時節は、何もしない時間を意識的に増やさないと、心身の健康バランスを崩してしまうなあ、と思っております。そして、できるだけゴロゴロとダラダラと、心と身体の電源を切って(スイッチをOFFにして)力を抜く。たとえもし、「やらないといけないこと」や「やるべきこと」があったとしても、それらは、できるだけ後回しにして、先延ばしにして、瞑想したり休息したり、心身のエネルギーを充電するよう心がけております。もちろん同時に、テレビやスマホの電源もOFFにして…。ヒラメ人間?そして、充電が完了し「よし、やろう!」と思ったら、突如、むくっと起き上がって動き出す。そんなヒラメ人間のような生き方を心がけております。ちなみに、お魚には大きく分けて、白身のお魚と赤身のお魚がありまして、白身のお魚さんは、ヒラメのように普段はじっとしていて、餌を捕獲する時だけ瞬発力を発揮し、赤身のお魚さんは、マグロのように、ずっと一定のスピードで泳ぎ続けて持久力を発揮すると、言われております。余談ですが、人間の筋肉も、持久力を発揮する筋肉は赤っぽくて、瞬発力を発揮する筋肉は白っぽいそうです。ヒラメ人間になるメリットとにかく、この夏の暑さを乗り切るために、意識的にヒラメ人間になる(?)ようにしているのですが、ヒラメ人間になるメリットは、心身の健康バランスを整えるだけでなく、他にも色々あると思っております。特に、ヒラメ人間になると、「ねばならない」ことをやってい
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心の「強さ」・「弱さ」とは?

うつ病、適応障害、不安障害、対人恐怖症。医師から診断を受けて治療をしている人から、「そうかもしれない」と不安を感じているひとまで様々です。辛さと向き合い自分を持て余し、どうしたらいいか苦しんでいる時に、『そんな病気になるのは心が弱いからだ』と言われたこと、ありますよね。心が弱いから、病気になるんでしょうか。心が強かったら、絶対にこうした病気とは無縁なのでしょうか。では、心の強さ・弱さって何でしょうか?結論から言うと、私は「強弱」は無い、大事なのは「柔軟性」だと考えています。心の強さとは?言葉から受けるイメージでは◆多少のことでは動じない◆どんな状況でも自信に満ちている◆失敗しても落ち込まない◆揺るがない意志を持っていて主張出来るなどの特徴を、持って生まれた人、のような印象を与えますしかし、こうした特徴を持った人が、本当にうつ病のような精神疾病や、心のストレスと無縁なのでしょうか。何があってもへこたれないように見えているだけで、他人から見えないところで必死で自分を励ましたり、一人でお酒を飲んで忘れようとしたりしているのかもしれません。又は自己暗示のように「自分はつよいから大丈夫だ」と言い聞かせていたり。いずれにしても、何かしらの対処をしているケースがほとんどではないでしょうか。更に言えば、自己流の対処で何とかしのげている、とも言えます。そしてある程度なら、どんな人でもやっている対処法です。心の弱さとは?強さとは反対の意味ですね。たとえば、◆些細なことで動揺したり落ち込んでしまう◆動揺したり落ち込む自分について悩んでしまう◆自分が不得意な状況だと、本来の実力が出せない◆人に「こうだ
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「こだわり」を大切に

「拘る(こだわる)」を調べたところ、“ひとつのことについて強く思い入れたり、執着したりすること”(weblio辞書より)とのことでした。強い思い入れ。忙しい毎日で忘れていても、ひょんなところから顔を出したりします。例えば買い物に行った時。つい手に取ったマグカップが、猫の柄だったり、ピンク色だったり。いいなぁ、と思いながら、『いやいやもう大人なんだし』『いい年して…』と心の中で言い訳をして棚に戻してしまっていませんか?好きなものは好き。それでいいじゃありませんか。男性がぬいぐるみを集めていても。女性が大きなオートバイを運転していても。好きなもの、楽しいことを『そうでない』と否定するのは、とても淋しいことです。だから、諦める時に辛いのです。他人の評価や言葉は、とりあえず横に置いておきましょう。必要だと思えば手に取ればいいし、必要なければ気が付いたときには記憶から消えています。大事なものはあなた自身のこだわり。こだわりを大事にしながら、自分のことも大事にして生きましょう。
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『出来たこと日記』をつけよう

仕事や学校の日でも、お休みの日でも、何かしら「やらなければいけないこと」がありますよね。2つも3つも4つも5つもある場合も、少なくないでしょう。全部こなせれば問題ないですが、未来とは何が起こるかわからないもの。朝一、または前日に想定した通りに過ごせることは稀だと思います。結局、夜になると、「あれが出来なかった、これも出来なかった。明日やらなきゃいけないことが増えてしまった…」と考えて、翌日が来るのが気が重くなってしまう。出来なかったことだらけではなく、予定外とはいえ出来たことはたくさんあるはずなのに、不思議ですよね。最初の予定通りにいかない=ダメな一日、と思うのはもったいないです。予定していなかった一日の中にも、成果はたくさんあったはず。予定外の来客で大慌てして、夕食が出前になってしまった。でも久しぶりに会えた人をもてなすことが出来て、喜んでもらえましたよね。久しぶりの休日にショッピングに行こうとしたのに、朝寝坊して行けなかった。でも読まずに積んでおいた本を読むことが出来ましたよね。一日の終わりには、『出来たこと日記』を書きましょう。『~~ねばならない』予定ばかり考えるのではなく、自分が頑張った足跡を残しましょう。そして疲れた読み返す。なんだ、結構自分頑張ってるじゃん、と、思い出すことが出来るかもしれません。
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【キャリア相談】初めて部下が出来ました。でも…

30代。社会人になってある程度の経験を積み、スキルを身に着け、次のステップへ移る時期です。役職がつき、一定規模の仕事を任される中、「部下の教育」も新たに経験することになります。しかし今までは誰かに指示・指導されていたから、人に対してどう指示を出せばいいか、何を任せればいいか分からず、「自分は向いていないのでは」と落ち込む方も多いのではないでしょうか。では、どうしたらいいでしょうか…あなたの「理想の上司像」は?もしあなたが部下の立場だったとして、どんなふうに指示・指導されると、やる気が出ますか?今回はそれをヒントに考えてみましょう。「あなたの仕事を今後部下に任せることになった」というケースを例にして✔ NGパターン✔OKパターンを挙げてみました。例:あなたの仕事を今後部下に任せることになったNG例あの子大丈夫かなぁ。私が教えた通りやれるのかな。もしミスしたらどうしよう。それならやっぱり私がやったほうがいいんじゃないのかな。間違えることはないし早いし。OK例初めてだからちょっと心配だけど、やってもらおうかな。「分からないことは聞いて」って言ってあるし、そこでミスは防げるよね。スケジュールも余裕みてあげよう。如何でしょう?何時までも一人で仕事を抱え込んでいては、あなたの新しい仕事に手をつけることが出来ません。「仕事」とは「初めてやることへの挑戦」の繰り返しです。やったことが無いことに取り組むからこそ、キャリアもスキルも身について行きます。部下にとっても、ミスをしてもカバーしてくれる、正しいやり方をもう一度教えてくれる上司のほうが、先回りして何もさせてくれない上司より、ずっと信頼できま
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心の悩みを相談された時

周囲の人から心の悩みなどを相談されることは多いと思います。すぐに回答出来るタイプのものなら問題ないと思いますが、「とにかく(相談を)聞いて欲しい」のような、答えのない相談(愚痴?)を持ち込まれると、相手のことを大事にしたいと思っていても中々対応に苦慮すると思います。そこで、カウンセラーより・相談を聞くときの「3つのポイント」・聞く側の注意点をご紹介します。【1】とにかく「聞く」ことに徹する:心の悩みは他人が解決するのは難しい相談を持ち掛けてきた相手が・家族・友人、知人・同僚なら、とにかく聞く役に徹しましょう。「力になってあげたい」という気持ちは大切ですが、「解決してあげなきゃ」と思う必要はありません。【2】相談の話が終わるまで待つ相談を聞いている側も人間です。相談内容に心が反応して    話を遮る    意見をする    結論(結局どうしたいと思っているのか、など)を聞きたくなるかもしれません。しかしまずは、相手が話し終わるまで待ちましょう。【3】相談してきた相手に同調しなくていい身近な人の悩み相談には、つい同情・同調・同意したくなります。それが聞き役の本心であれば問題ありませんが、「理解してあげなきゃ」と無理に思う必要はありません。無理やり、同情・同調・同意しようと自分に強制すると、聞き役側の心が疲れてしまい、結局話を聞いてあげることが出来なくなります。≪補足≫相手は「相談を聞いて欲しい」相談者(話し手)の願望は「私の悩み、話を聞いて欲しい」です。思っていることを口から言葉として出すことで、気持ちがクールダウンし、最初はヒートアップしていた感情が徐々に冷静になり、気持ちに余裕
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花鳥風月を忘れずに

 先週末の大雨は大変でしたね。今でも災害に備えている地域の方、被害に遭われて避難している方たくさんいらっしゃると思います。 お見舞い申し上げるとともに、一日も早く元の生活に戻れることをお祈りいたします。 日本は四季に恵まれている国と言われてきました。今回のような大雨や昨冬の大雪など、そうとも言い切れない気候になってきました。 それでもまだ『今まで通り』巡ってくる季節がありますね。 春夏秋冬や季節の花鳥風月、今日はいくつ目にしましたか? こうしたものを見ることそのものが大事、ということではありません。 季節の移り変わりや自然に目を向ける余裕があるかないか、という点が、とても大事だと考えています。 ある意味、季節や自然を気に留めたかどうかは、メンタルのバロメータになります。 自宅やご近所の庭、通学通勤途中の電車から見える樹や公園の緑の色はどうだったか、先週と違う花が咲いていたか、雲の形はどうだったか。 気持ちが沈んでいると、目は機械的に季節を映してはいても、その対象を記憶したり何かを感じたりする余裕がありません。 外を見ているつもりでも頭の中では昨日の仕事内容や先生に怒られた言葉がぐるぐる回っています。 更に悪化すると、風景など見ていません。顔が下を向いてしまい、視界だけでなく思考も閉じてしまいます。暑さや寒さも分らなくなります。 昨日暑くても今日は涼しいかもしれない。ずっと葉っぱだけだった樹に今日は花が咲いているかもしれない。帰り道空を見上げたら、大きな満月かもしれない。 落ち込むことは誰にでもあります。 ですが、一日に一回でいいです。周囲の変化を一つ見つけてみましょう。 スマホ
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