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気楽に読んでください、呼吸のおはなし ~その26~

昨日の記事の中で、さり気なく自己肯定という言葉を使っています。自分を認めてあげる、自分で自分を否定しない、実現出来れば、実行出来ればこんなに素晴らしいことはないと分かってはいても、人生最大級の難事業とも言えるのが、この自己肯定ではないかと思っています。自分で自分を認めようと呪文のように言い聞かせることと、本当に全ての灰汁が抜け落ちたかのように自分を認めていて何の疑いも無い晴れやかな状態とは全く別のものですよね。思い出しただけで身がキュッと縮むような、顔から火が出るような、こっぱずかしい体験がそう簡単に消える筈もなく、凄まじい過去をどうにかこうにか生き抜いて来た自分だからこそ、そんな過去を口で言うほど簡単には肯定なんか出来ないことを、心はよくわきまえています。だからこそ、呼吸をいじくりまわしてもらいたくないのです。厳密に捉えるなら、生命の誕生、単細胞が水中に目覚めた気の遠くなるような昔から呼吸の歴史は連綿と今を生きる生命全てに受け継がれています。勿論そこにはあなたも僕も含まれます。そんなこといきなり突き付けられたら何か怖いしイメージも出来ない方も多いでしょうが、それなら物凄く絞りに絞って少なくとも個々人が生まれた瞬間からの呼吸の歴史に思いを馳せてもらいたいのです。これまで生きて来た一瞬一瞬が、今の呼吸へと繋がっていて、好むと好まざるとにかかわらず、その瞬間の全てが積み重なって今があるのです。どんなピンチの時でも命を繋いでくれた他でもない自分の呼吸には、きっと素直に感謝出来ると思うのです。究極の緊張状態に陥った時など、確かにピアノ線のように細く硬くなってしまった瞬間もあったでしょう
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