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金融機関での禁じ手がスタンダートな手法へ?

〜FP1級が語る、残クレの正体と賢いお付き合い〜金融機関(特に銀行)のお客様の大部分は、「預金」をされている方か「借入(融資)」をされている方です。今回は、その「借入」にまつわるお話です。私が金融や家計相談の現場で長年見てきた中で、「かつては企業が破たんを回避するための“最終手段(禁じ手)”に近かった手法が、いつの間にか個人向けのマイカーローン等で“当たり前のスタンダード手法”として普及している」という非常に興味深い(そして注意すべき)現象があります。今回は、その仕組みと「知っておくべき教訓」について、具体的にお伝えします。1. 借入の基本と、資金繰りが行き詰まった時の「リスケ」事業をされている方が銀行から融資を受けること自体は、決して悪いことではありません。材料費を仕入れるために一時的に資金を借り入れ、商品を製造・販売して売掛金を回収したら返済する――こうした計画的な資金調達は、経営上なくてはならない要素です。しかし、このバランスが崩れて毎月の返済ができなくなった場合、どうなるでしょうか?通常は連帯保証人に支払いが求められたり、銀行取引約定書に基づき「期限の利益」を喪失して一括返済を迫られます。不動産に根抵当権が設定されていれば、それが実行され、いわゆる「借金が返せなくて家を取られた」という状態に陥ってしまいます。ですが、銀行側もできれば競売や強制的回収などの泥沼化は避けたいのが本音です。延滞が続いて督促を繰り返すよりは、「どうにかして最終的に回収したい」と考えます。そこで、お互いの利害が一致した際に行われるのが「支払い条件の変更(リスケジュール)」です。2. 企業の延命措置
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