住宅ローンの出口戦略について
第1章:相談現場で感じる「重大な違和感」「FPさん、我が家って結局いくらまで借りられますか?」「月々の返済が10万円くらいなら、なんとか買えそうでしょうか?」マイホームの購入相談をお受けするなかで、私が最も多くいただくのがこの種類の質問です。人生最大の買い物を前に、資金計画をしっかり立てようとされる姿勢は素晴らしいものです。しかし、FP1級として数多くの家計と向き合ってきた私からすると、この質問を聞くたびに「非常に危険なフラグが立っている」と感じてしまいます。なぜなら、「銀行が貸してくれる額」と「あなたが無理なく返せる額」、そして「老後に資産が残る額」は、まったくの別物だからです。銀行の審査が通ったからといって、そのローン計画があなたの未来を保証してくれるわけではありません。むしろ、「借りられるギリギリの金額」でローンを組み、「毎月の返済額」のことしか見ていない人ほど、数年後・数十年後に「こんなはずじゃなかった」と行き詰まってしまうケースを、私は嫌というほど見てきました。では、一体なにが欠けているのでしょうか?答えは、住宅ローンにおける「出口戦略」という視点です。住宅購入は、「どう借りるか(入口)」ではなく、「どう着地させるか(出口)」から逆算して計画を立てなければ、絶対に失敗します。この記事では、多くの人が無意識にハマってしまう「甘い試算の罠」を解き明かしながら、金利上昇や老後破綻のリスクを回避し、あなたの人生の選択肢を残すための「正しい出口戦略」を分かりやすく解説します。「住宅ローンで絶対に後悔したくない」という方は、ぜひ最後までお読みください。第2章:あなたがハマっている
0